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出家物語。

ハロー月曜日!
先週一杯夫の祖母アマーが亡くなって、お葬式のためにはるばるナコンラチャシマの義実家へと行っていた我々です。
やっと島に帰って来た・・・ゼイゼイ

タイでは亡くなった人の冥福を祈るため親族の男性が出家する風習があります。
我が家からは夫と中3長男そして6歳の末っ子が出家しました。

髪を自慢すなw

前夜に剃髪。
お寺から歩いてすぐのところにあるアマーの家で適当に短くしあいっこして、最後はアマーの長男が剃り上げてくれました。

まゆげまで剃る!

タイでは男の人は出家して一人前みたいなところがあって、とても誇らしいことらしい。
日タイミックスの我が家は普段そこまで仏教を意識して暮らしているわけではないんだけど、「ぼくもひぃおばあちゃんのためにネーン(少年僧)になるよ」って自ら言った末っ子には胸が熱くなったし、長男と夫が静かに髪を落としていく作業は家の軒先でも神聖な感じがして、アマーが最期まで暮らした家を眺めながら完成を待った。

オラオラァ

思ってたのと違うwwww

喪服に用意した黒服と坊主に眉毛なし、これはいけない組み合わせでは!?www

袈裟を授かる

タイには普段使いのチューレンと書類上のチュージンがあって、チューレンはわたしが日本名をつけたんだけど、チュージンは三人ともこのお寺でつけてもらいました。
夫も小さい頃から何度もこのお寺で出家しているそう。

じーん(´;ω;`)
やっぱり感動した

出家中はわたしや娘も含めて女の人に触れてはいけないそうで、「姿が見えてると余計大変だから」とここでわたしと娘はホテルに退散。
午後から行われる火葬までは親戚がLINEにシェアしてくれる写真や動画を見守ってたんだけど…

泣いちゃった
無事寝たw

わたしホテルでこれ見て泣いてた。笑
朝早くから「こうしなさい」「それはしちゃだめ」で混乱してたし、わたしも姉ちゃんもいないしで心細かったと思う。

立派にお務めしました

わたしと娘がお寺に戻った頃には持ち直しててホッ。
末っ子は一日だけのミニ出家だったので、火葬が終わった後、袈裟を返して一緒に帰宅しました。
「ママお寺にいない時もずっとカメラで見てたよ。長いお経もよくいい子に座ってがんばってたね!」って言ったら「1から600まで数えた」とか言ってたけどwww

夫と長男はそのままお寺に数泊したんだけど、もちろんスマホはなし、ご飯も朝昼のみで12時以降は噛むものを食べてはいけない。
ゲーム大好き食べ盛り~な中3の長男が意外に平気だったのも驚き。
毎朝托鉢に通ったけどすごーく穏やかで(まぁ長男はいつも穏やか)、もう10年くらいお寺にいそうな馴染み方してました。笑


普段在タイ外国人も多い観光地で暮らしているので、どっぷりタイって生活でもないわたしたち。
夫は「好きにしたらいいんだ」ってなんにも教えてくれないのでw、義実家に滞在するといろいろと勉強になります。

…やだな一生書けちゃうwwwでももう寝るッ
もうちょっとナコンラチャシマ滞在編続きます。


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