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「生きる」の哲学

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「生きる」ってなんなんでしょう。迷いながら、悩みながら、見えない世界と、見える世界のはざまで。そこから出てくる言葉たち。
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記事一覧

『君たちはどう生きるか』だけを観ても絶対に分からない、宮崎駿が本当に伝えたかったメッセージが深すぎた(ネタバレなしの徹底考察)

宮崎駿監督の最後の作品といわれている『君たちはどう生きるか』を観に行った。観終わった直後、一緒にいっていた友人と顔を見合わせて、「…終わったな」「なんか…全部、突っ込んでみたって感じやったな」と言葉少なに所感を伝えあった。映画館は、最後の最後までシーンとしていた。 実は、この映画に関して、宮崎駿監督自身が「おそらく訳が分からなかったことでしょう。私自身、訳が分からないところがありました。」と言っていたらしい。 (以下の記事に書かれていた。) そもそもの話、本であれ、歌詞で

鬼滅の刃と呪術廻戦を比較しつつ、水瓶座時代に「どう生きるべきか」を考えてみた

以前に『鬼滅の刃』の漫画を読み、そして最近『呪術廻戦』のアニメと劇場版を観て考えたことを記事にまとめていました。 この記事では、『鬼滅の刃』と『呪術廻戦』の根底にながれる価値観の違いを比較しつつ、これからの水瓶座時代における「本当の意味での博愛」とはなんなのか、そして、これから私たちはどんな風に生きていけばいいのかについて書いていきたいと思います。 どちらかというと、ニヒリズムやディストピア的な考え方に感じる方もいるかもしれません。感じ方は人それぞれですので、苦手な方はU

『呪術廻戦』夏油闇落ちの理由と、正義とはなんなのかについて考えてみた

呪術廻戦という漫画(アニメ)の内容について、靈氣の師匠が何度か口にしていた。観てみようと思った。普段は漫画派なんだけれど、アニメを観てみた。 見事にハマった。 気づけば3日でシーズン2の2話まで観終わって、それでは足りず、劇場版呪術廻戦ゼロまで観た。 アニメのシーズン1の初期の段階から、私の推しは五条先生と夏油だったんだけれど、その理由が呪術廻戦ゼロを観終わって、なんとなく理解できた。 ここからはネタバレ含むので、気になる方はUターンでお願いいたします。 五条悟と夏

鬼滅の刃から学ぶ大和魂と大局を生きるということ

読んだほうがいいよ!と言われ、 全巻貸していただいて、鬼滅の刃をついに読みました。 いろんな考察や思いはあるんだけれど、 自分の中で少しずつ形になってきたものを 文字として残していきたいと思います。 盛大にネタバレ含みますので、悪しからず。 過去世の本当の意味過去世ってないのかもしれない。 そんなことを、鬼滅の刃の一番最後、現代のエピソードを読んで思った。 実はこれ、最近なんとなく感じ始めていたこと。 例えばソウルメイトとは、自分が過去世で縁があった人ではなくて、 自

生きるとは?使命と天命の違い

生きるってなんだろう? 人はなぜ、死ぬことが決まっているのに この世界に生を受けて、生きていくんだろう? ⁡ そんなことを、物心ついた頃からずーっと考え続け、向き合い続けてきた。 ⁡ 人はなぜ生きるのか。 ⁡ その究極の問いに向き合うということは、自分の使命や天命がなんなのか、 という、これまた急遽の問いに向き合うことでもあるのかもしれない。⁡ 使命と天命は、同じようで、まったく違うものだなって、最近思う。 ⁡ ⁡使命は、「私は○○することに使命を感じています!」って

女性の内なる壮大なパワー

私たち女性の中には、大きなパワーが宿っている。 ⁡ ⁡ ⁡ 母なる大地とつながる力。 血ですべてを癒し、浄化する力。 生命を育み、産み、育てる力。 ⁡ ⁡ ⁡ その力は、あまりにも力強く、深淵で、底無しだからこそ、 その力を持たない歴史の中の男たちは その目に見えない力を、目に見える物質的な力で コントロールし、抑圧し、征服しようとした。 ⁡ ⁡ ⁡ それが、今の時代の女性性が集合意識的に抱えている傷。 ⁡ ⁡ ⁡ ⁡ あまりにも強い女性性のパワーは、 確かに人によっては禍々

宇宙の真理と悟りを探究し続ける理由 ー 生きることを哲学し続ける

なぜ、わたしは生きているのか。 ⁡ なぜ、いつか死ぬのに、わたしはここで息をして、日常を過ごしているのか。 ⁡なぜ、川があり、動物がいて、星があり、宇宙があるのか。 ⁡ いつか消えてなくなるのなら、なぜ、このすべてが存在しているのか。 ⁡ いつか消えてなくなるのなら、日常のこのすべてには一体なんの意味があるのか。 ⁡ 宇宙とは、一体なんなのか。 人間とは、一体なんなのか。 わたしとは、一体なんなのか。 ⁡ 宇宙が存在する意味とは、なんなんだ。 わたしが存在して生きる意味とは

タバコから始まる禅問答-善と悪・二元論・悟り

「タバコは身体に悪い」 もはや宇宙法レベルで浸透しているこのステートメントに対して、今の時代、誰も疑問を抱くことすらないだろう。 でも、本当にそうなんだろうか? 最近の私は、タバコに対して深く向き合い哲学し続けている。 初めに言っておきたいのが、この記事で別に私はタバコが身体にとって有害なのかどうかを論じるつもりもなければ、タバコを薦めようとも思っていない。その辺りは、個々の判断に任せればいいと思っているし、その時々で何を思い、何を感じるかは、変わっていくことだと思っ

正しさの尺度

正しさとはなんだろう。 たとえば、自分の意思で特定の宗教に改宗してその道を生きると決めたとき。その道を選んだことに対して拍手を送る人もいれば、宗教なんて言語道断時代錯誤だと弾糾する人もいる。 たとえば、巻きタバコを吸うという選択をしたとき。それをスピリチュアルでコンシャスな選択と捉える人もいれば、ドラッグ的なものや精神性の低さと結びつけて否定的な感想を抱く人もいる。 たとえば、タトゥーを入れることを決めたとき。それを自由や表現のあり方として肯定的に捉える人もいれば、暴力

不調和なまま宇宙と調和して生きるということ

調和の状態で生きるとは、例えば落ち込むことがなくなるとか、悲しくなることがなくなるとか、嫌なことが起こらなくなるとかってことじゃない。 ⁡ ⁡ 調和した状態で生きていたとしても、悲しくなったり、寂しくなったり、落ち込んで鬱になることだってあったりする🥲 ⁡ ⁡ なぜなら、人生には四季があり、天氣が存在し、サイクルがあるものだから。 ⁡ ⁡ この宇宙は自然と調和している。不調和の中に調和があり、調和の中に不調和があって、それが全体的にはやっぱり調和しているのが、この宇宙のスパイ

正しさの尺度 —人はどう生きるべきか—

正しいとか間違いって、一体なんだろう? 絶対的な、宇宙的な、自然法に則った正しさとは、間違いとは、清浄とは、穢れとは、存在するのだろうか? そんなことを言ったのは、私の魂の片割れ。15年近く人生を共にした幼馴染だ。私は、彼の言葉をとても美しく、そして真実に近いものであると感じた。 なにが正しくて、なにが間違っているのか。 神とはなんなのか。自然は、地球は、宇宙は、なにを望んでいて、どこに向かっているのか。 そんなこと、人間如きに分かるはずがない。なぜなら、神とは、自然と