不思議だった。肯定も否定も、それぞれがそれぞれのあたたかさを帯びていた。時空間も、質量も超えて、人間という現象を貫いているのは「ぬくもり」のようだった。
円でも、縁でも、淵でもあるそれを、ゆっくりとあたためて、永遠になろう。ぼくたちには、血が通っているからさ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?