以前JRの普通・快速列車乗り放題の『青春18きっぷ』で、上越線→只見線→磐越西線→磐越東線と乗り継ぎ…いわき駅に向かった時の車窓と空の様子をご紹介した。
今回は上越線より飯山線と篠ノ井線を利用し、松本方面に向かった時の車窓と空の様子をご紹介したい。 ちなみにヘッダーの写真は、水上駅の手前…利根川を挟んで、関越道・水上インターチェンジの方向を撮影したものである。
只見線に乗り換える時は上越線の小出駅で乗り換えたが、飯山線に乗り換える時は小出駅の3つ先にある越後川口駅での乗り換えとなる。
越後川口駅13時11分発の、戸狩野沢温泉ゆきに乗車する。 途中の越後田沢駅の先までは、進行方向むかって右側の座席の方が信濃川の流れを観るには良い。 だが敢えて、モクモク雲のよく見える左側に最初から座ることにした。
列車は信濃川の上流に向かって、川の流れと逆の方向に進む。
越後田沢駅を過ぎ、信濃川の流れが左側の車窓に広がる。
列車は足滝駅を過ぎると、新潟県より長野県に入る。 と同時に、『信濃川』は『千曲川』と呼び方も変わる。
列車は戸狩野沢温泉駅に到着。 この駅で、長野駅に向かう列車に乗り換えとなる。
長野駅に到着した後、松本方面に向かう普通列車の出発までまだ時間がある。 以前は駅ビルに、お気に入りの『おやき』のお店があった。 現在は善光寺口より歩いて5分の、本店で販売しているとのこと。
長野駅周辺での調達を終え、松本方面の篠ノ井線の列車に乗り換える。 日本三大車窓の一つである、姨捨の雄大な風景を久しぶりに観ることが出来る。
全部の行程を終了し、あとは帰るだけ…と思っていたが、そうはいかなかった。
まずは篠ノ井線の沿線で火災が発生したため、途中駅で60分程停車。 やっとのことで松本駅に到着したが、その先の駅で信号トラブル…諦めて松本周辺で宿泊するか、それとも長野駅に戻り北陸新幹線で帰るかの決断を時間的に迫られていた。
最終的に新幹線を利用して東京に戻ったが、青春18きっぷは『普通・快速列車』の乗車券のため新幹線特急券だけでなく乗車券も購入しなければならない。
日帰りで帰宅出来る行程を時刻表で計画しても、必ずその通りに動くとは限らない。 無理なスケジュールを組んだ場合は特に、万が一の時のためのパターンをあらかじめ準備した方が良い。
宿泊のための費用や新幹線で帰るための費用を見積らずに無謀なことを繰り返していた、過去の自分に対する戒めでもある。