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モルモン書:ニーファイ第一書

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『モルモン書ーイエス・キリストについてのもう一つの証』の第一ニーファイ書の説明と個人の証。
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#祈り

09_「それでわたしの父リーハイは、出て行って自分の国の民のために一心に主に祈った。」(1ニーファイ1:5)

09_「それでわたしの父リーハイは、出て行って自分の国の民のために一心に主に祈った。」(1ニーファイ1:5)

ユダヤのゼデキヤ王の時代は、人々の間に大きな悪があった時代でした。不道徳と腐敗が蔓延していました。主は、エレミヤ、エゼキエル、ナホム、ハバクク、ゼパニヤなどの多くの預言者を召し、エルサレムの民に自分たちの罪を悔い改めて主に立ち戻るように、そうしなければ滅びてしまうにちがいないと警告を発しておられました。

リーハイは、そのような邪悪な時代に、家族や友人、多くの人々が幸せに暮らせるように心を砕いて、

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12_「さて、わたしニーファイはまだとても若かったが、もう身の丈は高く、また神の奥義を知りたいという大きな望みを抱いていたので、主に叫び求めた。すると見よ、主がわたしを訪れ、心を和らげてくださったので、わたしは、父がこれまでに語った言葉をすべて信じた。そのためにわたしは、兄たちのように父に逆らおうとはしなかったのである」(1ニーファイ2:16)

12_「さて、わたしニーファイはまだとても若かったが、もう身の丈は高く、また神の奥義を知りたいという大きな望みを抱いていたので、主に叫び求めた。すると見よ、主がわたしを訪れ、心を和らげてくださったので、わたしは、父がこれまでに語った言葉をすべて信じた。そのためにわたしは、兄たちのように父に逆らおうとはしなかったのである」(1ニーファイ2:16)

人生にはさまざまな苦難や試練があります。そんな時、イエス様や福音に対しての証はわたしたちを支えてくれます。ニーファイは,父リーハイの言動に対してそれが神からのものであることをどのようにして知ったのでしょうか。父の言動に対する戸惑い、それによって生じる未知の経験に対するさまざまな不安や恐れ、ニーファイにとって個人の証を築いていく良い機会となりました。16節にはニーファイのとった行動が書かれています。

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