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勝沼葡萄酒小旅行 -3

歩いて、歩いて。
2日目は対照的なワイナリー巡りと、総集編的なテーマパーク。

KATSUNUMA WINW VILLAGE

あちこちでもらったリーフレットとWebで検索しながら、
最終的にはGoogle先生と友人のインスピレーションで決めた1件目。
ワイナリーが8件集まっているので、色々見れるかなー、と。

タクシーで到着した場所は、間違っていないけどひと気がない・・・。
そろそろと中に入ってみると、ジェラート屋さんはやっている。
いや、ワインは・・・?
と思ったら1件だけ出てきてくれました。

Nikkawa ワイナリー

「ここはねー、だいたい一人でやっているところが多いから、みんな畑に行っちゃっていると思うよ」
と教えてくれたお父さん。
Nikkawaワイナリーは家族経営なので、交代で店番をしているそうです。

ワインをテイスティングさせていただきながら、まだ新緑が眩しいワイン畑を遠景に、小さなワイナリーだから収穫時にを変えてワインを作っていること、お父さんがサラリーマンを辞めてからの人生を考えてワイナリーを始めたこと、沢山話してもらいました。

初夏のような陽気、
時折ふく風、
肌に当たる光、
ワインの香りと共に、
葡萄は農作物であり、
ヴィニュロンというのはこういうことなのか…

と感じたこと、
考えさせられたことが、今回の旅のハイライト。

オンラインの写真もいい感じ。
また、お話しに行きたい。


カーサ・ワタナベ

あそこは多分いるから覗いてみて、と教えてもらったワイナリー。
恐る恐る入ると、まるでバー。
エントランスとの印象のギャップが。笑
少々気難しい人?と思いましたが、人見知りだけなのかな?
とてもマニアックで熱くてこだわりのある、素敵な方でした。

同じブドウ品種でワインを作っていても、考え方がこうも違うんだなーと、前日色々飲んで違いを十分堪能していましたが、造り手の背景、というか根本、志向を聞かせていただいた感じ。

そして工房、醸造所も見せてもらいました。
マルキと勿論規模が違うのですが、なんか秘密基地のような、怪しい工房の雰囲気もあり・・・、グラッパとか作ってしまうところなので。
amazonで買えるなんて話、リアルすぎる。

こだわりのおつまみもあるのが、また個性で素敵。
ワインツーリズムの日はご飯とワインが出来るんですね!
次はマリアージュ楽しみたいです。


東夢 ワイナリー

この村を作った人のワイナリーというのは後で知りましたが、ちゃんとワインショップという感じで広々した2階の店内は、しっかりとしたカウンターもあり、テイスティングは着席でグリッシーニまでいただけるという。

店番の人、という感じで熱いトークは聞けませんでしたが、質問したら教えてくれるという感じで、勝沼で作られた品種「ビジュ・ノワール」なるものもテイスティング。

レジ下にある不思議なボードが気になって、聞けばワインを濾過するときのフィルターだとか!
初めて見ましたが、意外と小さいんだな、と。

ものによって濃さも違うので、タンニンががっつりついているバーガンディーなものと、葡萄色と2枚購入。
鍋敷きにとかにオススメとあったけど、これを見るだけで浪漫…。


川沿いを歩いて移動。
こんなところにも葡萄が…


通りがかったのでメルシャンを覗いてみる。

さすが、テイスティングをする場所は広い。
リゾート地のよう…


くらむぼん

若い女子2人が入っていったのを目印にたどり着いたワイナリー。
すっごいマーケティングをしっかりして、作り込んでいるなーと感じました。

ノスタルジックで、ぶどう酒というのが相応しく、清楚に、質素に、生きなければ、と襟を正さねばと感じてしまうような。
ここのワインにあう器はグラスでなく焼物かもしれない。


道すがらいくつかのワイナリーを覗きつつ、歩く、歩く。
イケダワイナリーの社屋が可愛い。

キレイなロゼを試飲させていただきつつ、そろそろ帰宅も考えてタクシーを呼ぶ。


覗いてみる?くらいの感覚だったのですが、地元のタクシードライバー(勝沼酒造を「かつじょう」と呼ぶ)が、ワイン好きは最後にそこに寄って、最後に駅前の店で飲んで買えるのが定番だ、と言っていたのが、ここ。

ぶどうの丘

テイスティングは1階と地下で出来るのですが、まずはフードコートのマダムに聞き込み。
色々飲みたいなら下に行って、冷えてきたらここに戻っておいで、と。
とりあえずアドバイスに従って売店でタートヴァンを購入して、地下カーブに。

壮観!!
ワイン樽のテーブルに無造作にテイスティング用のワインが並んでいるのがずらり。
両サイドにはテイスティングしたワインが買えるようにそれぞれのワインが並んでいます。

この2日間で訪れたワイナリーのワインに再会したり。
テイスティングできなかったワインもここでは飲めるのも楽しい。
その時を思い出しながら改めて飲んで、話せるのが、復習にもなって良い。

ワイナリー巡り途中で購入するのが物理的に難しかったのですが、ここで最後に買って配送すればいいのね!という事が分かりました。

それにしても冷蔵庫にいるようなものなので、飲んでも冷えるんですね。
教えの通り、1周とは言わず途中で地上に戻り、温かいおつまみで暖を取る。
タクシードライバーは、地下に行くときにこっそりポケットに・・・、なんて教えてくれましたが、途中休憩に外に出るほうがいいかな。
温泉や宿泊施設まであるようで、ライトに勝沼ワインを楽しむなら、ここだけで十分かもしれないと思う充実っぷりでした。

歩いて、話して、飲んで。
リアルな体験を伴うワインは忘れないものだ。
というのが、この旅の学びだった気がする。




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