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2023.11 シェアヴィンヤード

11月の最初の3連休は、今年最後の収穫祭り。
ということで、先輩に連れてもらい、あちこちのワイナリーのお手伝いをしに行ってきました。

紅葉を眺めながら、山の季語を教えてもらう、行きのドライブ。
冬は「山眠る」
春は「山笑う」
夏は「山滴る」
そして、秋は「山粧う」。
鮮やかに粧った木々のアートを楽しみながら、それを言葉で楽しむ。
俳句って面白い。


午前中はRo Vinyardの畑。
あちこちにある前澤さんのムールヴェードルの畑は初訪問。
6年目だけど、というたわわに実り、ずっしりとした葡萄。
高速道路の直ぐ側の、かなり急斜面で、日当たりのいい畑でした。

てんとう虫に遭遇。

午後は去年の夏に柵を直す手伝いをした、カベルネ・ブランの畑。
収穫をしながらこれからについて語る前澤さんの話に色々と思いを馳せる。
新しい時代、これからの生活、人の暮らし方。

夜は部室で鍋パーティ。
翌朝は早いというのに、
美味しくて、楽しければ、
まあ、飲んでしまうよね。
スターダスト・ヴィンヤードのワイン、Wish Upon A Starは、なんとこの日に収穫したムールヴェードルとカベルネ・フランのセパージュのものを見つけたのでした。

2日目は7時スタートで上田醸造のカベルネ・フランの収穫。
まだ寒かった朝から綺麗に日が昇り、どんどん暖かくなって、
11月というのに太陽の恵みを体感する。

「ノールックでどんどん収穫して」
という言葉とおり、本当に美しい葡萄で、
ビオディナミってすごいなと感動。
いつかここの葡萄でできたワインが飲んでみたい。


部室にはまだ花が。


午後は再びヴェレゾン・ノートに。
収穫しながら、あれこれと話をするのも楽しい思い出。

2日目の夜も鍋ですが・・・

なんと、前日に
「今年は食べれないのかな」
と話していた猪が・・・!

よく飲んでしまったけど、3日目の朝早くから活動開始!

ヴェレゾン・ノートの手除梗。
大きなステンレスタンクの上に載せた、自家製の網を使って葡萄を転がしながら実と茎を分けていきます。

ある程度作業をしたら、網を外して下に落ちてしまった小さな茎を手で拾っていきます。

おやつにいただいた美味しいリンゴ。

作業の途中に醸造をお願いしている我らがピノ子の様子を見に。

夕方ギリギリまで作業して、500kgのタンクと、それより小さいタンク分の選果を終えられました。
実だけになった葡萄たちは、遠近感がわからなくなる写真では、
まるでキャビア。

フォークリフトを使って、葡萄を移動します。

作業の後にはお疲れ様パーティに参加させていただきました。

美しい夕焼けを眺めながら、濃密な体験を振り返る。
第2の故郷のように通った2023年でした。

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