上半身のセッティング ~正しく胸を張るとは~
・ベンチプレスを強くするためには
『筋力(主働筋:胸・肩・三頭筋 補助筋:背中・前腕・体幹~下半身)
+
テクニック(ブリッジの作り方・バーの可動範囲・レッグドライブ etc…)
+
呼吸力・呼吸量(横隔膜・腹圧の操作・体幹の保持)
+
効率(ラックアップで失敗しない・重さの受ける骨格の支点)』
×
バーとのシンクロ率
が挙げられます。
『』内の項目は、言うなれば自分本位のベンチプレスの見方です。
自分がいくら強く、うまくなっても、バーの動作に逆らうならば上手にベンチプレスが出来ているとは言えません。
そのため、体は強く・大きくなっているのに思ったように重量が伸びない、決まったところを怪我してしまう、毎回違う動作になってしまって試合での公式記録が伸び悩んでしまう、といった悩みが尽きません。
では、バーとのシンクロとはいったい何でしょうか。
バーは常に、次の影響を受け続けています。
重力
そして
慣性
この2点です。
つまり、この2点をしっかりと理解して、バー本来の動作、行きたい方向とケンカしないことがシンクロ率を高めていくために必要となります。
ケンカしないためには、
①必要十分に筋力があり
②バーをサポートするためのテクニックを身に着け
③バーという圧力(外圧と呼ばせて頂きます)に負けない、腹圧・呼吸力(内圧と呼ばせて頂きます)をコントロールし
④より効率のよい動作
をすることが重要です。
そして、上記のような要素をすべて満たすためには
骨格が自然に動作すること
が最も重要なポイントとなります。
まずは、骨格がどのように動いているのかを理解し、その動作を身に着けていくことからはじめていきましょう。
・骨格で意識すべきポイント
ベンチプレスをする際に、必ず言われることが『胸を張りましょう』ということです。
この場合の『胸』とは、どの位置を指すのでしょうか。
鎖骨?みぞおち?お腹?人によっては背中を高くするイメージの方もおられるかと思います。
でも、かなりあいまいな表現ですよね。ここ!という一点を明確に出来る方は少ないかもしれません。
実は『胸を張る』ために、体の様々な部位が協調・連動しています。そこで、全身の各部位をポイントごとに明確にセッティングすることで、ワンランク上の『胸を張る』動作にしていきましょう!
読み終わるころには、正しいベンチプレスのイメージの【シャドウベンチプレス】をマスターすることが出来るはずです!
一緒に正しくベンチプレスをしていきましょう♪
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