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小原大典「時のからだ」研究ノート

からだや意識の使い方をほんの少し変えるだけで、心身の自由度は大きく高まり、全く違ったやり方やものの見方が出来るようになります。日常のあらゆる場面で応用可能な多次元的視点を育て、直…
心身の自由度と生命力を高める身体技法や視点、考え方を紹介しつつ、それらを日常生活や旅先で実践的に活…
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2024年7月の記事一覧

「時間をはずした日」の回向

チベット仏教やボン教の法話に参加すると、最後に必ず回向の祈りを唱える機会が設けられる。「回向(えこう)」とは、「自ら修めた善行の功徳が、他に巡り及ぶのを期すること」を意味するので、法話に参加することで積まれた功徳が、他の存在に巡るよう祈る訳だ。 その意味については理解していたつもりだったが、ボン教の修行者で、経典の邦訳やゾクチェン瞑想の普及にも尽力されている友人・箱寺孝彦さんの『ゾクチェン瞑想マニュアル』の中で、「回向すれば積んだ功徳は失われない」というニュアンスの文章を目

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左右差の鍵は逆にあり

6月中旬に身体の使い方や意識の置き方に関して、かなり大きな気づきがあったので、それについて記しておこうと思う。自分の発見をメモしておくということ以上に、身体の左右差が気になっている多くの方にとって、それを解決するヒントになるかもしれない、という気持ちもあるからだ。 コロナ禍以降の私のトレーニングは、【Do more with less】に書いた通り、より時間をかけず、より限られたスペースでも出来て、心身の状態をより高度に高められるもの、という方針で進めて来た。 意図的に運

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令和6年と「19」の預言

今日、7月6日は、ダライ・ラマ法王14世(KIN14)の89回目の誕生日であり、「13の月の暦」の365日暦では宇宙の月10日に当たっていた。この日に対応するサイ時間単位は常にKIN247(13・手)で、今年はそこに260日暦のKIN259(12・嵐)がシンクロしていた。 「テレクトノン」ボードで10日の所に「マヤ マホメット パカル・ヴォタンのテレクトノン」と記されているのは、毎月の10日がマヤ長期暦の「バクトゥン10」に対応し、同時代に旧大陸ではマホメットが、新大陸では

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エジプトからの呼びかけ(9)

カルナックの第1塔門へと導くスフィンクス参道は、最初少し下り気味に傾斜しているので、第2塔門の辺りまで人が溢れている様子が見て取れる。人波に飲まれるようにして進んで行くと、大列柱室の巨大な柱の数々が眼前に迫って来て、その迫力に圧倒される。しかし、ガイドのムハンマドは、その途中で側面から外側に出て、外壁面にあるセティ1世勝利のレリーフの説明をした後、思いがけない方向に歩き始めた。 *本記事は2010年7月30日配信のメルマガ『Happy シンクロ Days♪』Vol.30に掲

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