マガジンのカバー画像

小原大典「時のからだ」研究ノート

からだや意識の使い方をほんの少し変えるだけで、心身の自由度は大きく高まり、全く違ったやり方やものの見方が出来るようになります。日常のあらゆる場面で応用可能な多次元的視点を育て、直…
心身の自由度と生命力を高める身体技法や視点、考え方を紹介しつつ、それらを日常生活や旅先で実践的に活…
¥500 / 月 初月無料
運営しているクリエイター

2023年8月の記事一覧

神々の故郷ネパール(4)

ボダナートからタクシーに乗り込んだその直後、雷鳴と共に滝のような雨が降り始めた。道はたちまち川のようになり、視界は数m先も見えない状態になったが、スンダリジャルに到着する頃にはすっかり雨も上がって、澄んだ空気と光が私達を迎えてくれた。 幸いケツン・リンポチェもご滞在中との事で、直ぐにお会い出来る事になった。私はただ、貴重な教えをもたらして下さった(本を通じてとは言え)事に対して、直接お礼の気持ちを伝えたいだけだったのと、念願かなってついにお会い出来たという事に感激していたせ

¥200

爽快オラオララッシュ!

私たちは毎朝10分程度の体操を、何年も欠かさず続けている。全ての活動の土台は心身の健康にあり、稽古の質を深めて行くためにも、そのメンテナンスが何より重要だと考えているからだ。当然の事ながら、ただ漫然と決まった運動をしている訳ではない。その時々で実験的に取り組んでいるものを、一定期間テストする意味もある。 私はLと共に行うこのプログラムの後に、個人的に取り組んでいる別メニューをあと5〜10分ほど行うが、この1年位は、逆にこれ以外の運動は意識的になるべくしないよう心がけて来た。

¥300

古代マヤにおける黄道帯の星座(2)

【古代マヤにおける黄道帯の星座(1)】で明らかになったのは、古代マヤの黄道帯星座に関する情報は『パリ絵文書(Paris Codex)』にその出所があること、そして、そこには断片的な情報しか残されていないということだった。 *本記事は2020年11月10日配信のメルマガ『驚きは魂のごちそう』Vol.18に掲載された記事を、その後の発見に伴って一部改訂増補したものです。 *トップ画像は『13の月の暦タイムスコア』「赤い自己存在の月の年」版より「太陽の月」(イラスト:みよこみよ

¥300

古代マヤにおける黄道帯の星座(1)

「獅子座」生まれの私は、夏が大好きである。ただし、それは陽射しが強くてもカラっと晴れていて、ちょっと日陰に入れば爽やかな風も感じられ、青空に積乱雲がモクモクと湧き立つ「夏」であって、夜になってもじっとりとした蒸し暑さが残る亜熱帯的な昨今の気候が好きな訳ではない。 そして、何故か西洋占星術にピンと来るものが無い私は、自分が「獅子座」であることくらいは知っていても、未だに12星座の順番が覚えられないでいたりもする。かといって、星空の動きに関心が無い訳ではなく、かつては天文学者に

¥300