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【新事実】〇〇を知らなきゃ姿勢は変わらない!!

悪い姿勢?良い姿勢?

誰かに教わった訳ではないのに、
その違いを私たちは無意識に認識しています。

この人はしっかりした人だ
この人は信頼できそう
この人は仕事ができる

良い姿勢は、間違いなく人に好印象を与えるもの!

しかし正直に言います。

【姿勢を意志の力で改善するのは不可能です】

「姿勢は自分で正すもの」
そんな考えを抱きがちですが、
良い姿勢には、私たちの
その中でも無意識とされる部分が多く関わっているのです。

今回は、良い姿勢に欠かせない脳の構造

《橋延髄網様体 きょうえんずいもうようたい》

についてお話したいと思います。






姿勢と脳科学



【1-1】 姿勢はあなたを映す鏡

姿勢の良し悪しが人の印象を変えてしまう。

私たちのカラダは、脳の派生物です。

気づいて無くとも脳内に起こる事の多くは
体に反映されてきます。

・眼の動き
・呼吸
・血圧
・体温
そして姿勢もそのひとつ。

姿勢は、生命維持機能を司る脳の箇所と深い関係があります。

その為、姿勢にはその人が潜在的に持っているバイタリティー、
健康状態が表れてる事を私たちは無意識にも自覚しています。

その証拠に、極度の疲労に襲われているとき
良い姿勢を保つのはすごく困難な事です。
それは誰しもが経験する事ですが、
問題となるのは慢性的に姿勢が悪くなっていること。

では一体なぜ、姿勢は悪くなるのでしょうか?






【1-2】 脳の構造

脳の構造私たちが脳の話をする時に
最も注目を集めるのは皮質(ひしつ)と呼ばれる箇所。
いわゆる人間を人間たらしめる部分です。

これからお話するのは、

そういった高次の機能
意識的な感覚や動き
思考を司る部分とは対照的に

無意識で生命維持を主に担っている箇所です。

見ていただくと分かるように、脳の構造は、に例えられます。
外側の大脳皮質(だいのうひしつ)は枝や葉っぱ。
生命活動を司る中心部が幹。

それ故に、この部分は脳幹(のうかん)と呼ばれています。

まず知って頂きたいのは、栄養が行き渡る順番。
心臓に近い部分、エネルギー供給が真っ先に行われる部分は幹。
私たちの思考を司る前頭葉(ぜんとうよう)は
最も遠いところに位置しているのがわかりますね。

私たちが体を動かす時、その指令は前頭葉で作られます。

そしてその指令は、
体に伝わる過程で必ず脳幹(のうかん)を通過し、
また、体から登ってくる感覚も、脳幹を通過します。

一箇所の脳の働きは、
そこを通過するシグナル全てに影響を与える
ことから、
脳幹の働きは体の動きや姿勢に大きな影響を与えていると言う事です。





【1-3】 網様体(もうようたい)って何?

話を姿勢に戻しましょう。

多くの場合、悪い姿勢と言ってイメージするのは次のような体勢ですよね?

猫背
肩が丸まる
頭が前に出る
足が開く

脳幹には

【網様体 もうようたい】

と言う神経核のネットワークがあります。

そしてこの部分には、悪い姿勢を作っている時の

【筋肉の余計な働き】

を抑える役割があります。

胸椎(きょうつい)6番から上の屈筋(くっきん)を抑制
胸椎(きょうつい)6番から下の伸筋(しんきん)を抑制

言い換えると、

姿勢が崩れている人は
「網様体(もうようたい)が充分に機能していない可能性がある」
という事です。

網様体の仕事は他にもあります。

・血流を抑制する事
・筋肉の安静時の緊張度合いを調整する事
・上半身の屈筋・下半身の伸筋を抑制する事
・交感神経を抑制する事
・痛みを抑制する事

つまり、網様体の働きが悪くなると

交感神経優位
姿勢が悪い
血圧が高い
痛みを感じやすい

なんて事になります。

ほとんどの人で、思い当たる節があるのではないでしょうか?

そしてもう一つ大切な事があります。

それは、

網様体(もうようたい)は左右別々に存在する

という事です。

自分の体を鏡で真横から見て見て下さい。

どちらか片側の姿勢が悪く見えませんか?

また、血圧を左右別々に測定すると
片側の血圧が高いことが多くあります。





【1-4】 網様体の働きはなぜ悪くなるのか?

脳は使うか失うかの器官と呼ばれていて、
使用頻度がその働きに大きく影響します。

神経細胞(ニューロン)が生きていくには、栄養と刺激が必要です。
刺激が足りなくなったニューロンは退化のプロセスを辿ることになります。

網様体(もうようたい)を考えると、
体を動かす事や脳神経(のうしんけい)の働きが
その活動に大きく関わります。

顔の筋肉の左右差
顎や歯の問題
聴覚の問題
バランスの問題
おなかの問題

これらは、全て脳神経が関わる機能です。
つまり、
姿勢の悪さはこれらの問題から来ている事が多くあります。

究極を言うと、
網様体の働きを悪くしている原因は人それぞれです。

それは個別に詳しくチェックしないと分らないのですが、
皆さんには是非試してほしい

網様体にアプローチするエクササイズ

があります。






最後に


今回は姿勢をコントロールしている脳の働き
と言う事で、お話させて頂きました。

姿勢に関わる脳の働きはこれだけではありませんが、
いずれにしても一般的に言われているように

意識の力で根本から姿勢を変えるのはほぼ不可能です。

かえって不自然な格好になったり、
気を抜いた瞬間元の悪い姿勢に戻ってしまいます。

私たちは努力で何でも変えられると思いがちな傾向にありますが、
何事も賢く努力を重ねることが大切です。

そしてどう言うわけか、
トレーニングに関してはその傾向が強いように思われます。

体を動かせば重りを持ち上げれば筋肉がつく
健康になる
etc……

人間の体はそんなに単純ではありません。

しかし、カラダを変える事は
自分の脳の基盤となる構造を変える事。

カラダが変わると人生も変わります!

正しい知識で、自分のカラダと向き合いましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございます!
ぜひ引用して周りの方にも教えてあげてくださいね。

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