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【初心者向け】ドミニオンの主要戦略紹介1~引き切り構築~

今回は初心者向けにドミニオンというボードゲームでの主要な戦略を紹介します。「引き切り構築」と「ステロ」を紹介する予定です。長くなったので今回は「引き切り構築」について紹介します。

ステロについては下記記事を参照ください。

最強の戦略:引き切り構築

というわけで最初に紹介する戦略は「引き切り構築」です。「コンボ」とも呼ばれますが大体同じ意味です。

この戦略は最強の戦略でありできるのならまずこの戦略が正解になります。この戦略をしない=サプライのカードによる制約でこの戦略ができないだけです。

特徴としては出力がとても高く柔軟性がある代わりに構築難易度が高い点が挙げられます。廃棄系カードや村系カードがあるとこの戦略が強くなりやすいです。

目的は獲得したカードを1ターンですべて使うこと

引き切り構築の目的は山札を全て引き切ることでこれまでに獲得したカードを全て使うことです。初期デッキの銅貨や屋敷は弱いのでこれらは置いておき、それ以外のカードを1ターンですべて使うことで他戦略の追随を許さない高い出力が出ます。

ドミニオンは工夫しなければ買ったカードを全て使うことは不可能です。基本的にこのターンに引いたカードからしか使えず、金貨を買ったのに何ターンも使えてない状況になったりします。引き切り構築をすれば買った金貨を毎ターン使えるので金貨1枚がそのゲームに使われた回数が大きく増えて1枚の出力がとても高くなります。

柔軟に対応できる

買ったカードをすぐに使えるので色々な場面に柔軟に対応できます。相手が上手く動いてそうならアタックカードを買ってすぐに使うことで妨害できますし、相手が妨害してくるなら出力を上げて妨害されても動けるまで強化することも容易です。属州を1ターンに何枚でも買えるようになるため勝っているタイミングで終わらせることもできます。

この柔軟性がこの戦術の魅力でもあります。引き切り構築をするのは難しいですが出来上がったときの全能感はひとしおです。

廃棄系カードが鍵

獲得したカードを全て使うことが目的の引き切り構築について一番いらないのは初期デッキにある銅貨7枚屋敷3枚です。これらのカードをどこまで無視できるかがこの戦略ができるかどうかの鍵になります。

そのために有用なのが廃棄系のカードです。ドミニオンは廃棄系カードのコストパフォーマンスがとにかく高く、これらを買って引き切り構築をすることが最適戦略になりやすいです。サプライに廃棄系カードがあるなら必ず注目しましょう。

銅貨を廃棄してくれるので引き切り構築向き
何でも2枚廃棄できるので銅貨と屋敷を廃棄したい

難易度は高め

引き切り構築の難易度はかなり高いです。サプライのドロー系カード、村系カード、廃棄系カードなどを評価して構築手順を考える必要があります。触るカードも多いので色々なカードを知っておく必要もあります。最初の内は挑戦しても失敗することが多いと思います。

慣れないうちは廃棄カードでしっかりデッキを薄くするところから考えるようにしてみるとうまくいきます。

この戦略から極めるのがおススメ

引き切り構築は難しいですが最強戦略なのでドミニオンが強くなるには避けて通れない道です。私としてはこの戦略から練習し始めて極めるのをお勧めします。なぜならこの引き切り構築こそがドミニオンの醍醐味だと思っているからです。

色々なカードの組み合わせから構築手順を考えて、うまくかみ合わせてより高い出力を出すこの引き切り構築こそ拡大再生産の極致です。難しいからこそやりごたえがあり、悩ましく面白いドミニオンになると信じています。

そして何よりこの戦略を極める過程でドミニオンの実力がめきめきついていきます。負けても試合から得られる経験値が多く必然的に色々なカードを触るのでカードの理解も広がっていきます。初心者でも引き切り構築に挑戦しようとする人は上達が目に見えて早いです。そしてそれ故に勝てる試合も増えていきどんどんドミニオンが楽しくなっていきます。

実は重いデメリット:1ターンが長い

引き切り構築の目に見えないもう一つのデメリットが実はあります。それは1ターンが長いことです。相手に引き切り構築を組まれたときにわかると思いますが沢山のカードを使って沢山のカードに触るのでどうしても1ターンが長くなります。

相手のターンが長いとあまりいい思いはしません。これは事実です。そしてだからこそ自分が引き切り構築をして相手に不快な思いをさせたくないという理由で引き切り構築をやらない人が結構います。

そう思ってしまうの仕方がありません。しかしこれはこのドミニオンというゲームの一つの欠陥であると私は思っています。各プレイヤーのダウンタイム(暇な時間)が長くなるのはドミニオンのゲーム性を考えると仕方がないのです。

なのでそういうゲームと割り切って引き切り構築をしてもらったほうが良いと私は思います。しかし「自分のターンを絶対に長くしたくない!」という人は別記事紹介する「ステロ」戦略をお勧めします。ただし引き切り構築をせずにドミニオンが上手くなるのは不可能ですので、自分のターンを短くすましたうえで強くなりたいと思う人はこのゲームはノット・フォー・ミー(私のためのゲームじゃなかった)と思ってもらうしかないと思います。

終わりに

今回は「引き切り構築」について紹介させていただきました。対として語られやすい「ステロ」も語りたかったのですが文字数が増えすぎたので記事を分けさせていただきます。

「引き切り構築」は最強戦略なので覚える価値があります。また覚える過程でもとても有意義なので初心者の方は是非是非「引き切り構築」からマスターしていただけると幸いです。「引き切り構築」のやり方、戦術紹介記事も書く予定なのでできればそちらも読んでください!


ここまで読んでいただきありがとうございます。ここからは有料部分です。ですが本記事の内容の補完などはありません。もし余裕のある方でおひねりを上げてもよいよ!という方向けに有料部分を設定しております。

ただ何もお返しがないのも心苦しいので記事の内容には関係のないドミニオンのことを書こうと思います。
サプライの画像を張りますので、有料部分にどのように考えてどのような試合展開にするか、私なりの答えを記述させていただきます。

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