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ちょっと休憩、雑多コラム

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訪問看護師ではなく、私として・母として・妻として・親にとっての子どもとして・人としての話。
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こどもの未来は、おとなの今。 ~2年前の手紙~

『二十歳の集い』の朝は早い。 早朝、着付けのサロンまで娘を送り届け、ようやく一息。 コーヒーを飲みながら急に思い出した。 2年前、娘が私にくれた手紙。。 当時娘は高校3年生。18歳。 獣医学科への進学を決め、もうすぐ卒業式という頃。 『春が来ました・・』で始まる手紙。 思い返せば、 仕事も3人の子育ても、決して楽しい事ばかりではなかった。 「小さいこどもを保育園に預けてかわいそう。」心無い言葉も浴びた。 「もしかしたら自分のわがままで、子どもに負担をかけているのでは」と

「ヘイ、マザー。」

次男:「ヘイ、マザー。あのさあ・・。」 私:(マ、、マザー? Mother?! 心の声) つい先日まで、私の事を 「おかあさん」 と呼んでいた次男坊が、 急に「マザー」と呼び始めた。 世の中には母親の呼び方はいろいろある。 「ママ」「かあちゃん」「おかあさん」「おふくろ」「母」「名前で呼ぶ」 「ババア」「くそババア」はまだまし。 「ねえ」「あのさー」「ちょっと」とか。。 次男も思春期を迎え、いつ 「ババア」 と言ってくるか、ちょっとわくわく~♪ しながら待っていたのだが

娘のアルコールデビュー

20歳になった娘は、初めて友人宅で家呑みをし、昨夜は夜遅く帰宅した。 2年前、コロナ禍の中の大学受験。 1年前、オンライン授業がメインの大学生活。サークルはほとんど活動なし。 飲み会も、打ち上げも、サークル活動もほぼ無縁の1年だった。 2年生になって、ようやく対面授業に切り替わった。 口頭試問が終わったら、友人たちと「夕飯を一緒に食べよう」ということになったらしい。 「お母さん、私、20歳になったから、アルコール飲んでも良いんだよね?」 娘が出かける前に言った言葉は

今、ここにあるリアルを五感で感じる

目覚ましに起こされずに起きた コロナ禍になって2度目のゴールデンウイークの朝。 家族はまだ眠っている。 ウオーキングに出かける。 音楽は聴かない 携帯は持たない 1人で歩く。 生まれたての緑色をした公園の木々 子どもたちがお気に入りだった滑り台は新しくなった 鳥たちの声 グランドには朝の陽ざしに映える野球少年のユニフォームの白。 公園を抜け アカツメクサの草むらを横目にまっすぐ進み 海沿いの遊歩道に出る。 空気の匂いが変わる。 右手のCOLUMBIA号の赤の煙突は相変

「お母さん、私、覚悟できたよ。」

「お母さん、私、覚悟できたよ。」 娘の答えは、即答だった。 そして、その言葉は明快で迷いがなかった。 いや、むしろ覚悟ができていないのは、私の方だった。 しない方がいい理由。 選ばないことでの利点。 安全安心な道を歩いて欲しい。 そんなことばかり、思いつく限り探していた。 「とてもいい考えだけれど、大丈夫だろうか。」 「もう少し、良く考えた方が良いのでは。」 「チャレンジも必要だけど、確実なところを目指した方が安全では…。」 ー心配だからー ー幸せになってほしいからー

遅ればせながら、自己紹介。

「思い立ったら書く」というスタイルで、noteを始めてから2年が経ちました。コロナ禍になってからは、訪問看護師という仕事がら、多忙なせいもありマメな投稿はできませんが、これからも心の中にふっと浮かんだ思いを書き綴っていきたいと思います。 ということで、遅ればせながら、自己紹介とnoteの紹介をしたいと思います。 1.わたしについて人生100年時代の1/2が過ぎ、関西人ですが、関東暮らしの方が長くなりました。 関西弁も関東弁も話せるバイリンガル。 独身時代は250ccライダー

高校1年の次男が涙した、おすすめの「アニメ映画」を見に行ってみた。

高校1年、16歳。次男は結構アニメが好きだ。 スマホで読むだけでなく、気に入ったものはコミック・ラノベなどを購入し綺麗に本棚に並べている。 先日、 「映画よかった~。俺の中でアニメのランキングが変わったよ~。」 「お母さん、絶対良いよ~。俺泣いちゃったよ~。何か心が痛い。」 次男は帰るなり、ついさっき見てきたアニメ映画について切々と語り始めた。 私の子どもの頃のマンガと言えば、「お子様向けテレビアニメ」だった。 親からは「また、マンガなんか見て!」言われた記憶があるが、さて

この時期お決まりの、子どもたちの保護者面談が終わった。

いつの間にか夏になった。 コロナによって仕事や生活スタイルが今までと変わってしまったせいか、1日1日や1週間が長く感じるのに、過ぎてしまえば随分と早い。 「お母さん、『何でもそこそこ出来る』ってことは、何の特技も無いってことなんだよね。」と言っていた長女は、今年高校3年。 コロナの影響で、吹奏楽部最後のコンサートは中止となり、何となく、いつの間にか引退となり、学校へまともに登校できるようになったのは6月だった。大学進学フェアはZOOMで参加し、オープンキャンパスもWEB開催

相手を「変えようとする」のではなく、「相手を受け入れる」ことについて

私は、仕事中は事実だけを事実として受け止め、そこに自分の価値観や感情を付加しないよう、気を付けている。 こんな風に ↓ 「〇〇さんは、〇〇〇〇〇と言いましたとさ~(昔話風に)」 事実は「事実だけ」なのだ。 〇〇さんは、〇〇〇〇〇と言っただけなのだ。 そこに、「~だから良い」「~だから悪い」「~だから好き」「~だから嫌い」など、自分の価値観や感情を付け加えるから、ややこしい事になってしまう。そんなことは重々承知のはずだった。 今年に入り、私は新型コロナウイルス感染症の影響

私には1つだけ、コロナの恩恵がある。

コロナの影響で子どもたちの休校が決まり、部活動も中止となった。 次男の高校の入学式もどうなることやら。まだ制服に袖を通して学校に行っていない。 高3の長女は大学受験の年となったが、自宅学習中だ。 私の仕事は医療従事者として、なかなか厳しい状況が続いている。 それでも私には1つだけ、コロナの恩恵がある。 私の休日は平日にも増して、朝が早い。 3人も子どもがいると、誰かしらが学校だの部活だの、スポーツクラブだの、遠征だの、大会だので朝早く出ていく。 出発時間に間に合うように起き

「お母さん、俺、『夢は何ですか?』と聴かれても、夢なんかないわ」と言った次男の高校受験が終わった。

中学3年生の次男の高校受験が終わった。 中学3年生を迎えた春、高校受験を迎えるにあたっての学年集会があり、先生から、 「高校は、皆さんの将来の夢を叶える途中の過程です。皆さんの将来の夢は何ですか?」と言って渡された記入用紙を白紙で提出した次男。 帰宅し学校での出来事を話してくれた時、 「お母さん、俺、『夢は何ですか?』と聴かれても、夢なんかないわ」 というやり取りをして、もう8ヶ月ほど経った。 過去記事はこちら☟ 「お母さん、俺、『夢は何ですか?』と聴かれても、夢なんかな

あなたの中の 最良のものを

「あなたのやってきた事、あなたのやっている事、あなたのやろうとしている事。 あなたの考えてきた事、あなたの考えている事。 あなたの内なる信念。 迷うこともあるでしょう。 それでも、あなたは、それで良いんですよ。」 調べ物をしていてたまたま出逢った言葉から、このように言ってもらったような気がして、ココロの芯がじんわりした深夜。 『あなたの中の最良のものを』 人は不合理、非論理、利己的です 気にすることなく、人を愛しなさい あなたが善を行うと 利己的な目的でそれをしたと言

HP(ヘルス・ポイント)が足りない

私はもともと、何かに没頭してしまう傾向がある。 義務感のようなものに駆られているときは、食事を抜いても、睡眠時間を削っても平気だ。 ものすごーく頑張る時や、新しいことを始めた時、人に会うとか、相談受けるとか。 訪問看護や、人事採用に関すること、スタッフの指導管理などなど.... 気付かないうちに、ものすごくエネルギー使っている。 (アンパンマンが、いろんな人に顔あげすぎて、力がでない的な) そして、オーバーワークを重ねると、 私は、 「HP(ヘルスポイント)が足りない

庭ノ林檎 長梅雨ニモ マケズ 遅ク ヤッテキタ 夏ノ暑サニモ マケズ 朝日ニ 頬ヲ紅潮サセテ 林檎ハ 林檎ラシク実ル THE みやざわけんじ風~ 明日から8月ですね。