見出し画像

小さな美術館とその運営

写真は我が家の冷蔵庫の写真です。
(ちょっと生活感が出て恥ずかしいですが。)

貼ってあるのは、美術館のショップで売っているマグネットです。
最近の美術展では、お土産で必ずと言っていいほど置いてあります。
ここ何年か、美術展に行ったら買って帰ることにして、一つずつコレクションが増えるのが楽しみです。

先日行った「民藝」のマグネットもあります。

実は、以前は毎回ポストカードを買っていたのです。
でも、春休みに断捨離をした時に膨大な数のポストカードが、ただただ保管されているのにちょっと考えてしまいまして。
迷った末、捨てました。一部だけファイリングして取ってあります。
増えすぎるとしまい込んでしまって、見なくなりますね。わたしはハウスダストのアレルギー持ちなので、古い紙に反応してクシャミが出たり手が痒くなったりもします。(保管状態が悪いということなんですが…。)
断捨離したのも、ポストカードの山を片付けながら手が痒くなりかけたのが理由の一つです。悲しい。

マグネットのいいところは、アレルギーが出ないということもありますが、冷蔵庫に貼っているのでいつでも目に入ることです。
ふと目に留まると、この美術展良かったなあ、今度は別の企画展に行きたいな、などと妄想し始めてしまう。
ピカピカしたマグネットが、楽しい時間の欠片のような。記憶のよすがって言うんでしょうかね。マグネットを見ると、あのとき暑くて汗だくになりながらハシゴして2つ美術展観に行ったな〜など、いろいろ思い出したりもします。
キッチンで料理中に妄想始まると危険かもしれませんが。焦がさないようにしないと…。

Out of sight, out of mind.(去る者は日々に疎し)ってことわざがあります。
本当にそうだなぁと思います。常に見えるところにあるって、人でもモノでも影響が大きい。少なくとも私にとっては。
日頃から目に入るかどうかって、思っているより自分の意識に働きかけているんじゃないかと思います。
念を送られている?みたいな(笑)。

ところで、マグネットを買うときには何となくのマイルールがあるのですが、

  1. 一つの展覧会につき一つだけ買う

  2. 展示してあった作品から選ぶ

そんな基準で選んでいます。
1は、前にも書いたけど「楽しみは少しずつ」(by宇多田ヒカル)方式で、ちょっとずつコレクションが増えるのがいい!という個人的見解。
2は、これは展覧会によるのですけど、たとえばモネの作品が展示してあった美術展のお土産コーナーに、今回は展示してないけどモネの作品こんなのもあるよー、的に他のマグネットが沢山置かれていたりします。
中にはこれいいなぁ、と惹かれるものもあるのですけど、そこは我慢して(別にしなくてもいいんですが)自分が実物を観たものを買うようにしています。
単に自分のこだわりです。

こうして集まったマグネットを、少しずつ組み替えて、その日の気分で配置を変えてみたりするのも楽しいです。
もっと増えてきたら、季節や色、作家別とかテーマで飾るのもいいなと考えています。
冷蔵庫美術館のキュレーターになった気持ちで、配置するのも楽しいかも(笑)。

目下の課題はコレクションの充実と、だけど増やしすぎないで常にお手入れをすることです。
保管しっぱなしにならないように、自分にちょうどいい量をキープしたいですね。断捨離したポストカードが教えてくれた片付けの極意です。

今日はこの辺で。それではまた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?