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日曜日は郵便配達はお休みですなんて、なんて気の利いた皮肉なんだろうか。

スポーツの話も若手には厄介です。そもそも興味ないのが一番良くて、下手に興味があったりすると、その後も何度も話を聞かされることになります。私にも思い出がたくさんあるので、若手に迷惑をかけないようここで吐き出したいと思います。
bリーグを見始めたのが今年からなので、いまいち仕組みを分かっていないところがありますが、いよいよ始まりました。いくらレギュラーシーズン良くても、プレイオフで力を出せなきゃダメ、みたいな価値観が好きです。ホームコートアドバンテージはいいですが、プレイオフであまりに条件に差をつけるのは賛同しかねます。bリーグも今のところ、シリーズの全部を上位のホームで戦うということで、それは少しやりすぎかなと思います。
プレイオフはレギュラーシーズンとは別モンといいますが、フリースローがドラマを生むケースがあります。日曜日の試合で勝負どころでフリースローを落とすカール・マローンに対して「日曜日は郵便配達はお休みです」というパネルを掲げたシアトルのファンの話は思い出すたびに、秀逸だなと感心させられます。ソースが記憶だけなのでガセの可能性もありますが。
昔、中継を見ているときに「アウトサイダーはフリースローを外さない」というのを聞いたことがあって、そのときに落としてなかったのがラトレル・スプリーウェルです。東の8位からファイナルに行くという奇跡を起こしたニックス時代です。相手はティム・ダンカンが加入したスパーズ。スパーズはレギュラーシーズンは強いものの、ファイナルで勝ったことはなかったはずです。デビッド・ロビンソンは素晴らしい選手、そして素晴らしい人格者でしたが、プレイオフで勝てずに、勝負弱いというレッテルを貼られていた気がします。見た目も何か優しそうな人でした。彼の怪我で、目も当てられないシーズンを送ったスパーズは、ドラストの上位指名権を獲りダンカンを獲得します。確かルーキー・オブ・ザ・マンスを全月獲得したんじゃないでしょうか。記憶を頼りに書いてるのでガセの可能性ありますが。もともと水泳の選手で台風でプールが壊れてバスケットをやってみたというのも、伝説的で好きです。
ファイナルの最後のシーンは、スプリーウェルのフェイダウェイに、ロビンソン、ダンカンのツインタワーがブロックに飛び、確かエアボールで終わったと思います。とても印象的なシーンでしたし、ある縁でスパーズを応援してましたが、スプリーウェルのプレーは本当に素晴らしかったです。いろんな過去を抱えてはいたようですが、あのときの彼は本当に素晴らしかったです。たまに思い出してグッとなるシーンです。プレイオフはいいです。大好きなレギュレーションです。

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