何もしないというギャンブル

現代社会は変化の激しい時代。
そんな中、自分自身がまったく何も行動しない、変化に対策をしないということは、周りの状況に全てを委ねることと同義です。
要するに、運まかせ、それはギャンブルなのです。

何も行動しないという選択をするのは、行動にはリスクが付きものであるためです。
しかし、リスクを取ること自体は単なるギャンブルではなく、それほど危険でもありません。

リスクを管理する方法の一つとして、カリキュレイテッドリスクという考え方があります。
カリキュレイテッド（Calculated）とは、英語で「計算された」「計画的な」という意味です。カリキュレイテッドなリスクというのは、計画的に考え、検討した上で行動することを指します。思考によって成り立っているため、運まかせのギャンブルではないのです。

例えば、一回100円でコインの裏と表を言い当てるゲームがあるとします。
当たった場合は、100万円とします。
勝率は50%です。
はずれたら、100円がなくなります。

リスクとリターンのバランスを考えると、多くの人がこのゲームに参加するでしょう。
もちろん、100万円を獲得するためには100円をリスクにさらす必要がありますが、それはギャンブルではなく、計算されたリスクと言えます。
むしろ、適切なリスクなら取るべきでしょう。

ただし、今回のようなリスクとリターンがはっきりしているゲームは滅多にありませんが（笑）
要するに、自分で考えて行動しようという当たり前の話に帰結するのでした。