アガサ・クリスティ『アクロイド殺し』

 読みました。下記は犯人に触れます。

 クリスティは『そして誰もいなくなった』や『オリエント急行の殺人』は知ってたんですが、『アクロイド殺し』については幸いまったく前知識なく読めました。面白かった! もちろん犯人を考えながら読みました。

 いや「信頼できない語り手」なんかい! アクロイド邸から死体発見前後の先生の挙動がおかしいのは気づいていたけど語り手だったので犯人のリストから外しちゃった。甘かったですね。

 それ以外の 森でラルフと話してたのは誰か? 先生がすれ違った不審者は誰か? 指輪の持ち主は? フェラーズ夫人の脅迫者は誰か? ラルフはどこにいるのか? は、ぜーんぜんわかりませんでした! 残念! 犯人だけは当てられたかもしれなかったのに。

 でもフローラがアクロイド氏と話したってのは怪しいなって思ってました!! 証言が本当だと最後にアクロイド氏に会ったのはフローラで、犯人! 解決! になるはずなのに、話がずっと続いていたので。

 ポアロは名誉の自殺を許すんですね。狭い村みたいだし、お姉さんのこと心配だったし、まあ自殺もやむなしなのかな。アクロイド邸の面々が許すかはわからないですが。

 ポアロとヘイスティングス大尉はズッ友だょぉ。

 今気づいたけど表紙電話やんけ!!

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