2023.11.19 五人囃子の恩返し
LACCO TOWERのツアー京都公演を聴きに行きました。
GOOD ON THE REELもLACCO TOWERも直接聴きに行くことができたのは数年ぶりで、その間には色々なことがあって。この時間を迎えられたことにある重みを強く感じながら聴いていた時間でした。
GOOD ON THE REELの時間は本当に早く終わってしまって、5分か10分くらいだったように感じてしまった、でもきっとたくさんのものが詰まっていた、この日に寄せられた想いに溢れていた時間だったと思います。1日の始まりに聴くのが好きな曲でのLACCO TOWERへの繋げ方が、とても温かいと感じました。
LACCO TOWERは音楽がとても響いたのは勿論、終盤に話されていた言葉を聞きながら、いつ終わってしまうか分からない、大切なものを今大切にしなければ、大切なんだということを伝えなければ、今の自分は失った瞬間に後悔に押し潰されてしまうだろうということを考えていました。同時に、終わりを告げられ、想像するだけではまったく足りない苦しみを乗り越えてまた立ってくれたのだろうと思うと、その先に今があるんだと思うと、この時間が一層かけがえのないものに感じられて、恐ろしさ、申し訳なさ、感謝、色んな気持ちが混ざりあって、他でもない今日、聴きに来ることができて良かったとその有難みを痛感させられるようでした。この日聞いた言葉は、今の自分にはとても痛く刺さる言葉であり、背中を押してくれる優しい言葉でもありました。お誕生日のお祝いのできる日であったことも、アンコールの曲が一層美しく感じたことも、この日の特別さと有難さを改めて確かめさせてくれました。
もらったものを、考えたことを無駄にしたくなくて、帰り道、連絡をするかどうか迷っていた友人に連絡してみました。帰ってから、誕生日を迎えた友人への贈り物に添える手紙を感謝の気持ちを込めながら書いてみました。大切なものがちゃんとあることに感謝しながら、それが続くことが当たり前ではないことを、ツアーのタイトルにもある“恩返し”はできる時にしておかなければ後悔してしまうということを、心に刻んでおこうと思いました。
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