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恋愛における「ピンとこない」の正体とは…

「王様のブランチ」のブックレビューで紹介されていた辻村深月の「傲慢と善良」を読み進めている最中。この中に興味深いセリフがあるので紹介したい。

「ピンとこない、の正体は、その人が、自分につけている値段です」
「値段、という言い方が悪ければ点数と言い換えてもいいかもしれません。その人が無意識に自分はいくら、何点とつけた点数に見合う相手が来なければ、人は”ピンとこない”と言います。━━私の価値はこんなに低くない。もっと高い相手でなければ、私の値段とは釣り合わない」

確かに去年夏から始めたパートナー探し活動(再婚は考えてないのでパー活)を始めてから、まったく思うようにいかない原因がわかった気がする。

自分を受け入れてくれる人であればいいと思っているはずなのに、相手が自分よりも収入が低かったり、学歴がよくなかったり、見た目がいまいちだったりすると、恋愛できなかった。あと元旦那よりもスペックが上の人がいいというのもあったのかもしれない。

無意識のうちにかけている自分のバイアス。プライオリティをどこかに絞っていき、バイアスを解き放たないと純粋な恋愛などできないと思った今日この頃。

若い時は自分の値段もわからないから、バイアスなんて見た目と将来性くらいしかかけてなかったけど、大人になるとたくさんのバイアスで見てしまうから恋愛なんかのめりこめない。

一緒に老後を過ごす相手が欲しいだけなはずなのに、実はいろんな要望が自分に潜んでてゾッとする。自分もそうだが、男性も同じな気がする。だからこそ本当に
「結婚は慎重に、できれば離婚はしない方向」
でと若い人にアドバイスしたい今日このごろ。

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