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BNAW主催 青山治指導 【役と自分をつなぐプライベートモーメントワークショップ】

役を演じる時に何を頼りにしたらよいのか?
役を演じる責任を果たすにはどうしたらよいのか?


想像上の設定の人物もまた、私たちと同じように笑ったり、泣いたり、悩んだり、苦しんだり、喜んだりする人間であるということを忘れてはいけないと思います。台本上に書かれている事実から想像力を使って、「登場人物はどんな人生を歩んできたのか?」という登場人物のストーリーを見つけた時に、次の疑問が生まれます。
 
自分自身のリアルと想像上の世界の人物の間にどうやって橋渡しをすればいいのか?
 
NEEDは、この疑問を解決してくれる非常に有効な考え方になります。NEEDは、ほぼ全ての人間が持っている心の奥底での渇望です。幼少期に満たされることのなかった欲求が心の奥底に封印されたままで、ほぼ無意識的に私たちの行動を操作していることが多いのです。そして、このことは想像上の人物にとっても同じなのです。共通のNEEDを探ることは、登場人物にとっての出来事がどれくらいのインパクトを持つのか? 自分にとってはどのくらいのことなのか? という疑似的な経験を俳優にもたらしてくれます。
 
この全人類に共通の無意識的に人を駆り立てている力を体験することで、自分自身を動かしているものの正体を知り、さらには物語の登場人物を動かしている力との共通点を探って、役作りに活かしていくためのワークショップを行います。今回のワークショップでは、まずは自分自身のNEEDを知るためのプライベートモーメントを経験します。
 
ニコール・キッドマンやジュリエット・ビノシュといった名だたるハリウッド俳優の演技コーチを務めるスーザン・バトソンの”プライベートモーメント”は、俳優にNEEDの存在を体験させることができるツールとして非常に有効です。俳優が真の「公共の孤独」に到達した時だけに見せる「誰にも見せることのない自分」をさらけ出す時、その俳優は自分のNEEDと深く繋がる事ができるのです。
 
なぜ、演技をするのか? なぜ表現と言う方法、俳優と言う道を選んだのか? 
もしかしたら、NEEDを探る過程で感じることができるかも知れません。
 
【オリエンテーション】
2022年12月22日(木) 17時半~18時半 (ZOOMにて)
 
【日時】2023年1月6日(金)、7日(土) 13時~17時
 
【講師】青山治
 
【内容】サークルダンス、リラクゼーション、プライベートモーメント
 
【申し込み方法】件名を「PMWS」としてbnaw@bobbynact.comまで
氏名、年齢(ふりがな)、電話番号、プロフィール、受講動機、写真をお送りください。
 
【受講料】11,000円(消費税込)
 
【定員】10名ほど
 
【場所】BN Studio
住所:中野区野方5-4-13ハイネス野方B1
西武新宿線野方駅 徒歩2分
 
【参加資格】16歳以上で心身ともに健康である方
 
【必読書】青山 治 翻訳『TRUTH』(而立書房)
 
【受講料以外の必要料金】
・振込手数料
・キャンセル料
クラス開始日の7日前からのキャンセル:受講料の50%
クラス開始日当日のキャンセル:受講料の全額
*クラス開始日の前日である1月5日を「1日前」とします。
 
【支払方法】銀行振込(前払い)
 
【支払時期】お申込みから1週間以内
 
【ハラスメント防止対策ポリシー】
BNAW講師陣は、外部の団体が実施するハラスメントに関する講習を受講するなど、ハラスメントの未然防止策を講じております。
練習の性質上、身体接触が起こる可能性があります。心理的に安全と感じられるように、可能な限り配慮をして指導いたします。
不必要な身体接触、暴力、大声で怒鳴り散らしたり罵倒したりすること、侮辱的な発言や差別発言その他人格否定的な発言など、演技指導の枠を超えることはいたしません。また、受講に際し、フィジカルコンタクトを伴う練習内容などについて予め具体的に説明を行い、受講生から事前に同意を取得するようにいたします。
 
【キャンセルポリシー】
・クラス開始日の7日前からのキャンセルについては、上記【受講料以外の必要料金】に記載のキャンセル料をお支払いいただきます。
・新型コロナウイルス感染症のPCR検査等で陽性又は濃厚接触者になったことを理由とするキャンセルについては、キャンセル料は免除になります。
 
【講師経歴】青山治:東京都出身。薬科大学在学中に芝居を始める。
1997年4月より一年間、俳協演劇研究所にて手塚敏夫氏の指導を受ける。1999年12月に劇団スタジオライフに入団。2000年1月のロンドンにおける劇団主催のワークショップにて、デイビット・ベネット氏のメソッド演技ワークショップを受け、衝撃を受ける。2002年9月渡米。NYで俳優修行を開始する。
2003年1月、ニコール・キッドマンの演技コーチ、スーザン・バトソンが芸術監督を務めるBlack Nexxus(現在のスーザン・バトソン・スタジオ)にて、ロベルタ・ウォラック氏に師事。ストラスバーグメソッドを使ったキャラクター作りを学ぶ中で、スーザン・バトソンからも直接演技を学ぶ機会を得る。
2005年5月より、ブラッドリー・クーパーの演技コーチ、エリザベス・ケンプ氏の下でシーンワークやドリームワークを学ぶ。2005年7月から2年間、ジェームス・プライス氏に師事。Acting Studioにてマイズナーテクニックを学ぶ。NY在住中も精力的に活動を続け、2003年2月NYコメディクラブでの出演をはじめ、2004年7月には、リンカーン・センターでの『平成中村座 夏祭り浪花鑑』に祭衆・NYPD役として出演。2006年、2007年にはオフ・オフ・ブロードウェイでの草分け的存在、ラママ劇場に、マーシャルアーツと演劇とのコラボレーション作品『Hero』、『Born in the shadow』で舞台に立つ。
2007年7月に自身でプロデュースしたショウケースにて、『Two men playing with their lives (命を弄ぶ男ふたり)』に出演し、NYでの活動を終了。2007年8月、帰国。帰国後も舞台を中心に精力的に活動。
『マクベス』、『リア王』、『冬物語』、『間違いの喜劇』、『夏の夜の夢』などのシェイクスピアの古典作品から、小川絵梨子演出の『12人』や『動物園物語』といった現代劇にも出演。マーシャルアーツやタンゴと演劇のコラボレーション作品、落語と演劇のコラボレーション作品など、多岐にわたって活動。2019年まで年間数本の舞台に出演を続ける。2017年秋より、BNAWにてアシスタント講師として後進の指導を始める。2018年より BNAW認定講師として、マイズナーテクニックのクラスを担当。2020年9月、スーザン・バトソンの演技術のエッセンスが凝縮された『TRUTH』を翻訳出版(而立書房)。2021年4月、新国立劇場演劇研修所マイズナー講師に就任。現在、マイズナーテクニックやNEEDに基づくキャラクター作りのクラスを受け持ち、週に70名近い俳優の演劇教育に携わる。
 
*コロナの状況次第で、キャンセル、または延期される可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

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