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スリードラゴン・アンティ ルール / サマリー [Three-Dragon Ante: Legendary Edition]

【基本情報】

プレイ人数:2-6人
プレイ時間:30分
対象年齢:14歳〜
発売時期:2019年
テーマ:ファンタジー×掛け
メカニクス:掛け/セットコレクション/ハンドマネージメント/直接攻撃
ゲームデザイナー:ロブ・ハインソー(Rob Heinsoo)

【ゲームの概要】

・ゲームでは複数回の賭けを行い、勝者が全ての賭け金を獲得できます。
・賭けでは順番にカードを出し、前のプレイヤーよりも数字が”低い”カードを出すと、特殊な能力を発動できます。
・いずれかのプレイヤーの持ち金が0になった場合、ゲームが終了し、最も多くのゴールドを所持しているプレイヤーが勝者となります。

【ゲームの勝者】

・ゲーム終了時に、最も多くのゴールドを所持しているプレイヤーが勝者となります。

【ゲームの準備】

ゴールド
・各プレイヤーはプレイ人数×10のゴールドを受け取ります。
ドラゴンカード
・定命の存在15枚とレジェンダリードラゴン15枚を合わせた30枚からランダムに10枚選びます。使わないカードは裏向きのまま箱に戻します。
・基本カード70枚と合わせた80枚をシャッフルし、裏向きのデッキとします。
初期手札
・各プレイヤーはデッキから6枚ずつカードを引きます。
・手札は他プレイヤーには非公開です。
金貨
・ゴールドとプラチナはまとめて置き、ストックとします。
・プラチナは10ゴールド分です。
カードについて

強度:左上、右下
・そのドラゴンの強度で、1から13まであります。

レジェンダリードラゴン:上部
・特殊なカードタイプで、「LEGENDARY DRAGON」と記されています。

名前とタイプ:下部
・ドラゴンの名称と、善のドラゴン、悪のドラゴン、定命の存在のいずれかのタイプが記されています。

能力:最下部
・プレイ時に発動できる能力が記されています。

【ゲームの流れ】

・ゲームでは所持ゴールドが0のプレイヤーがでるまで、ガンビット(掛け)を繰り返し行います。
・ガンビットは基本的に3枚のカードを出し、その組み合わせを比べ、勝者を決めます。
・ガンビットは、次のステップを順番に行います。
 1.カードをアンティに出す
 2.カードをプレイする
 3.ガンビットの勝者を決める
 4.負債の精算、ゲーム終了チェック
 5.カードを2枚引く
・ガンビットの終了時に、所持ゴールドが0のプレイヤーが1人以上いると、ゲームは終了となります。

テップ1:アンティ

・各プレイヤーは手札を1枚選び、裏向きで出します。
・全てのプレイヤーがカードを出したら、一斉に公開します。
賭け金の決定
・アンティカードのうち、最も大きい強度がこのガンビットの賭け金になります。
・各プレイヤーは賭け金をテーブル中央に出します。
※全てのカードに同値のカードが存在する場合、全てのアンティカードを捨て札にし、各プレイヤーはカード1枚を引き、新たなアンティカード1枚を出します。(例:8/8/6/6の場合)
・ガンビットが終わるまで、アンティカードは表向きにして置いておきます。

ステップ2:カードのプレイ

・最大の強度のアンティを出したプレイヤーが最初のラウンドのリーダーになります。ただし、同値のアンティカードは全て無視します。
・リーダーから時計回りで順番に、ターンを行います。
・ターンでは、手札のカード1枚を表向きで出し、カードの能力が発動するかを確認します。
・プレイヤーが1回ずつカードをプレイしたら、そのラウンド中で最も高い強度のカードを出したプレイヤーが次のリーダーとなり、次のラウンドを開始します。
※この時も、最高の強度のカードが複数ある場合は無視します。全てのカードに同値のカードがある場合、全ラウンドのリーダーが再びリーダーになります。
・ラウンドが3回終わったら、ガンビットの清算を行います。編隊の強度の合計が最も高いプレイヤーが1人だけの場合、次のステップに進みます。2人以上のプレイヤーの編隊が同値なら、プレイヤー全員が追加でもう1ラウンドをプレイします。
能力
・能力が発動した場合、カードの指示に従います。
・カードの能力が発動するのは、次の2つの状況です。
 1) リーダーが最初にプレイした場合
 2) 右隣のプレイヤーが出したカードの強度”以下”の強度をプレイした場合
ドラゴンの神格
・「ドラゴンの神格:」は能力ではないため、カードの強度に関係なく常に効果を発動します。
・能力をコピーする能力ではドラゴンの神格はコピーできません。
編隊
・プレイしたカードは自分の前に並べておき編隊と呼びます。
・新たなカードはプレイ済みのカードの右側に並べて置いていきます。
最強の編隊と最弱の編隊
・最強または最弱の編隊や対戦相手に効果を及ぼすものもあります。
・編隊の強度の合計値が最も高い編隊が最強の編隊であり、最も低い編隊が最弱の編隊です。同点がいる場合もあります。
・能力の対象が複数いる場合、能力を使ったプレイヤーがその中から1人を選びます。
特別な編隊
・1つの編隊に似たようなカードを揃えると、追加の効果を得られます。
 □単体編隊:色が全て同一のドラゴンを3体以上、または、定命の存在を3体以上
 □同一強度編隊:強度が全て同じカード3枚以上
・特別な編隊になる3枚目のカードをプレイした時点で特別な編隊を達成したことになります。何らかの能力でカードを置き換えられた場合も、特別な編隊を達成したことになります。
・特別な編隊を達成した場合、全ての能力を解決した後に、特別な編隊の利益を受けます。
・ガンビットが4ラウンド以上続いた場合、単色編隊と同一強度編隊を同時に達成することがあります。同時の場合、単色編隊のゴールドを先に集めます。
・1回のガンビットで、単色編隊を2回以上や、同一強度編隊を2回以上達成することはできません。
特別な編隊の利益
単色編隊
・全ての対戦相手は、編隊で2枚目に大きい強度に等しいゴールドを、特別な編成を完成させたプレイヤーに支払います。一番大きい強度が2枚あるなら、その強度が2枚目の強度になります。
同一強度編隊
・その強度に等しいゴールドを掛け金から盗みます。
・さらに、アンティカードから2枚を選んで手札に加えます。
カードの購入
・次のいずれかの状況が発生した場合、新しいカードを購入しなければいけない。
 ●ターン開始時に手札が1枚しかない場合
 ●誰のターン中であっても、能力を解決した時点で手札が1枚もない場合
・購入する場合、デッキの一番上のカードを公開して捨て札にし、そのカードの強度に等しいゴールドを掛け金へと支払い、手札が4枚になるまでカードを引きます。
・カードが欲しいという理由でカードを購入することはできません。
手持ちのゴールドが無くなった場合
・手持ちのゴールド以上のゴールドを支払う必要がある場合、まず払えるゴールドを支払います。
・その後、支払えなかったゴールドをガンビットの終了時に払うべき「穴倉行きのゴールド」として記録しておきます。そのゴールドは誰に支払うはずだったかは関係ありません。借金ではなく、”支払えなかったゴールドの記録”になります。
・ガンビットの終了時に、幾らかのゴールドを獲得できていた場合、穴倉行きのゴールドを支払わなくてはいけません。
掛け金が0になった場合
・いかなる時点でも、掛け金が0になった時点でガンビットは即座に終了します。

ステップ3:ガンビットの勝者の決定

・最強の編隊を持つプレイヤーがそのガンビットの勝者となります。
・ガンビットの勝者は掛け金のゴールドを獲得します。
・アンティカードと全てのプレイヤーの編隊カードを捨て札にします。
・プレイヤーの手札は捨て札には置きません。

ステップ4:清算とゲーム終了のチェック

・ガンビットの勝者が決まった後、”穴倉行きのゴールド”があるプレイヤーは全員、それと同額のゴールドを手元から取り、ゲームから除外されたものとしてデッキの横に置きます。
・穴倉行きのゴールドを支払えないプレイヤーは、自分のゴールド全てをデッキの横に置きます。
・デッキの横のゴールドの山は”穴倉”と呼び、ゲームから除外されたものとします。
支払いの後、手持ちのゴールドが0のプレイヤーがいる場合、ゲームは終了します。

ステップ5:カードを2枚引く

・ゲームが終了しなかった場合、今回のガンビットの勝者から時計回りで順番に、各プレイヤーはカードを2枚ずつ引きます。
・次のガンビットを始めます。
手札の上限
・常に手札の上限は10枚です。
・手札が10枚ある場合、カードを引くことができず、アンティや他のプレイヤーから取ることもできません。カードの能力の”カードを引く”や”カードを取る”という効果は無視されます。
デッキのカードが無くなった場合
・捨て札のカードをシャッフルして、新しいデッキを作ります。

【ゲームの勝者】

・ゲームが終了した時点で、最も多くのゴールドを所持しているプレイヤーが勝者となります。
・最も多くのゴールドを所持しているプレイヤーが複数いる場合、その全員が勝者となります。


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