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天板って何?その10

おはようございます。また投稿に時間が空きました。当社天板屋も9月半期が終わりいよいよ後半戦に入っています。

ところで先日発生した日本ロケット「イプシロン6号」の打ち上げ失敗には個人的にも大きなショックを受けました。ショックには様々な理由がありますがモノづくりの会社としても日本の技術が低下しているのはやっぱりショックですよね。

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天板って何?シリーズも10まで来ました。様々な素材の話をしていますが、では私たちの天板ってどのように作られているのでしょう?

多く作っているのは高圧メラミン天板ですが、まずは素材の切断から始まり必要な大きさや枚数を用意します。その後に糊付けしプレスを行い最終に縁張りで天板は完成します。もちろんこれ以外にも素材により生産の流れは変わってきます。上記の作業にはたくさんの機械を使用します。ドイツやイタリアの大きな機械で生産性を上げて作られています。ただ私たち天板屋は70年の経験で、表面や小口の仕上がり感には拘りを持って生産させていただいていますので人が使う際での作業性や手触り感を大事にさせていただいています。これは機械では表現できない作業で日本文化である気配りやおもてなしのこころでしょうか。残していきたいもののひとつですよね。

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ところで先日海外の方と話してましたが「おもてなし」って言葉は訳せないそうです。一番近いのはHospitalityらしいのですが、お金が発生せずに見返りを期待しない接待みたい意味になるようですね。私の好きな言葉に「一期一会」がありますが生産性も大事ですが一枚の天板づくりにも日本のモノづくりの心を持ち続けたいですよね。

最後までお読みいただきありがとうございます。今後ともよろしくお願いします。