【レビュー】Blue YetiはASMRに使えるのか
タイトルを見てとりあえず記事を開いた方へ、要約すると「ケースバイケース」という言い方をしておきます。
Blue Yetiとは
ロジクールから出ているUSB接続のコンデンサーマイクです。特徴として、通常おおよそのマイクは単一指向性(正面から音を拾う)なのに対して、無指向性(全方位)、双指向性(前後)、ステレオでの集音が可能です。
で、どうなの?
まず前提として、このマイクはいわゆる「バイノーラル」ではありません。ステレオというのは、まあザックリ言えば左右から音を拾えるというくらいのもので、立体音響というわけではありません。(音の強弱を付ければ擬似的な立体音響のようには聴こえますが細かい調整は難しいですね)
このくらいのことであればフリーソフトでも左右から音を振るように設定出来ますから、そこら辺の手間を割愛したい場合には有益かもしれません。
1.道具を使ったASMR
ふたつの話題からお話します。ご覧の通りBlue Yetiくんは一本のマイクがでーんと立っているだけです。つまり、左右差が付けにくいということです。
というのも、右側で音をさせてても、左側からも結構音を拾います。それゆえに、左右で音の違いをつけるのが難しいです。ASMRによく使われるバイノーラルマイクは左右になんかこう…分かれてますよね…そういうのがないと言えばわかりやすいでしょうか…
それになんか私が持っている個体だけなのか、左側からの音がほぼ正面から聴こえてさらに差が付けにくいことになっています。不思議と右側からは結構それなりな音が録れます。どうしたん、左。
あとマイクの金網みたいなものを直接触らせた方が差をつけて音を拾いやすいですが、その分マイクに触れている金属音が入ります。扱いが非常に難しいです。
でも大きめの音なら結構ぞわぞわする良さげな音取れたりもするんですよね…立体感はアレですが色々妥協出来るならあり。たとえば耳かき音声だったらバイノーラルならどのへん触ってるという想像がしやすいですが、それのようにはいかないです。
2.声とか囁きとかのASMR
道具と比べて、こちらは左右差を付けやすいです。実際音が出てる方向が、接近させている道具に比べてハッキリしているからでしょうか。私がスケなのでその分道具とかよりも音が高いとかもありそうですが。
とはいえ前述の通り、うちのマイクは左側がざぁこざぁこなので、ちゃんと左から音をさせたいならさらに左寄りのトラックに設定しなければならないですが…
この使用法だけなら出来なくもないですね。結構ノイズ控えめに囁きとか録れますので、こんなもんでいいやという方には良いかも。
まじでテストくらいのみじけ~~長さでしか録れてませんが、実際Yetiくんを使って作った動画がこれです↓
テスト用に録ったやつなので色々おかしいかもしれない(もはや聞き返すのも怖くてずいぶん開いていない)
つまり?
耳かきみたいな左右・立体の概念が重要なものには向いてないと思います。ただ人間の声だけならなんとか。最近急激にASMRにハマッて浴びるように耳かき音声を聴いていて、これで出来るんかなあと思ってテストした勢いで書いてますこのnote。
テストにあたって色々他者の動画も見てみたんですが、やっぱり比べると立体が表現出来るマイクの方に軍配が上がります…。まあ普通に使う分にはええもんやと思います。とはいえ私の配信環境では普通にダイナミックマイクの方が音が良いというのもかなしみ。
バイノーラルマイク高いyo~~(床でブレイクダンスしながら)
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