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【マシュマロ返答】全く絵が描けなくなった

全く絵が描けなくなった

これはとてもつらいですね・・・。
私自身も、創作活動をする中で時々そういった状況に陥ることがありますが、相談者さんはそれが数年続いているとのことでとても深刻であることが想像できます。
自分がそういった状況になったらと考えると、このあとに書く内容を自分で実行できるか自信がありません。が、そんな私の考えとして相談者さんに言えることを用意しました。

この三点です。

・インプットをしよう
・自分の気持ちを理解しよう
・特定の気持ちに依存しないようにしよう


インプットをしよう

まずはこのツイートを読んでみてください。
質問者さんはこれと同じことが起きているのではないかと思います。

ざっくり要約すると「優れたデザイナーがいたが、あるときからアウトプットの質が低下した。デザイナーはその後退職する。そのデザイナーをそばで見ていたツイート主にも同じことが起こる。ツイート主はそのアウトプットの低下をインプットすることで克服することができた」といった話です。


絵を継続的に完成させたいと願う人がモニター前に座れないことをハードルと感じてしまうのはよくある話ですが、質問者さんは暇さえあれば向かっているとのことですので、そういった面では高いハードルを越えられているといえます。
ただ、そのハードルを超えたといっても絵が描けるかに直結しないところが難しいところですね。場合によってはそれが新たなハードルとなることも考えられます。質問者さんはハードルになっているパターンではないかなと思います。

質問者さんは質問時点でモニターに向かうことと同じくらい好きなコンテンツを摂取していましたか?

絵描きに限らず、なにかをアウトプットする場合はインプットが同じくらい重要です。物事について知れば知るほど世界の解像度は高まり、あなたの表現したい気持ちに答えられる土壌が出来上がります。

個人的には絵はデスクに座ってモニタを見つめているときだけが進捗が上がるものではないと思ってますし、絵の出来に関してはその人の人生そのものが現れます。なので人生そのものに目を向けてみるのもいいのかなと思います。


自分の気持ちを理解しよう

質問者さんが絵を描きたいといっても絵を描いていることを求めているのか、絵を完成させることを求めているのか、完成させた絵を評価されるのを求めているのか、絵を通して人と交流するのを求めているのか等、はっきりとさせることが大事だと思います。問題の場合分けですね。

「カレーが好き」と聞いてインドカレーなのかタイカレーなのか家庭のカレーなのか、具材の好みは野菜に寄るのか、肉に寄るのか、魚に寄るのかそれぞれの意味合いが異なるのと同じで、どれだけ詳細に内容を把握できるかで対処の方法やしんどさが変わってきますよね。


というわけで気持ちを理解するために役立つ具体的な方法をいくつかピックアップしてみました。

・自分と向き合う時間を作る
・日記をつける
・他の人と話す
・感情に素直になる
・他の人の体験を聞く


・自分と向き合う時間を作る

自分の気持ちを理解するためには、まず自分自身と向き合う時間を作ることが大切です。外部の刺激や他人の意見に左右されず、自分自身の内面に目を向けてみましょう。

・日記をつける

日記をつけることで、日々の自分の気持ちを整理することができます。毎日少しずつ書き込んでいくことで自分自身が何を感じたか、それはどのような状況で感じたのかを振り返ることに役立ちます。思ったことを思ったときにメモに取るのも良いでしょう。

・他の人と話す

自分の気持ちを理解するために、他の人と話すことも有効な方法です。自分の気持ちを言葉にすることで、自分自身でも気づかなかったことが見えてくることがあります。いわゆる壁打ちというものですね。相手に話す前にある程度、自分自身で整理することが必要です。

・感情に素直になる

自分自身の感情に素直になることも大切です。自分が何を感じているのかを受け止め、否定せずに受け入れることが必要です。感情を感じることで、自分自身が何を求めているのかを見つけることができます。

・他の人の体験を聞く

他の人の体験を聞くことでも自分自身の気持ちを理解できる場合があります。他の人が同じような経験をした場合にも自分自身と同じような気持ちになっていることがあるためです。相談者さんが今回しているように相談の中で相手に同様な経験がないか聞いてみるのもひとつの手ですね。

以上の方法を試してみることで、自分自身の気持ちを理解できるかもしれません。


特定の気持ちに依存しないようにしよう

さて自分の気持ちの理解が進んだところで、その中でも特に強い気持ちがあることに気付くと思います。その気持ちは果たして今の自分にとってどういった立ち位置のものでしょうか。その気持ちが今の自分にとって役に立っていないものであれば、一度、自分のそばから遠ざけることも必要です。

これは私が感情をそこまで優先していないことと、質問者さん本人でないことから容易く言えてしまうことなので、十分に配慮されていない発言に聞こえるかもしれません。

ただ、今回のご相談分を一通り読んだ際、相談者さんのやっていることは依存的な側面が強いと感じました。
イラストソフトやクロッキー帳を毎日開くことは良い習慣と言えるのですが、習慣の目的が何かしらの成果を伴わない場合、それは依存と言えるでしょう。
特に苦しみをともなっているのにやめられないのは臥薪嘗胆に近い動きになります。苦しみを受けることで「絵を描きたい」という気持ちを忘れないようにしているように私からは見えます。
相談者さんがそこまでの苦しみを受けてまで絵を描きたいと願う理由はなんでしょうか。


もちろん今回の内容にあるインプットを増やすこと、考えを整理すること、それに相談者さん本人の日頃キャンバスに向かう習慣を組み合わせれば一般的な絵の技術や習慣が原因なら絵が描けるようにはなります。

でも仕事でもなく、他人からの評価が目当てでもない(と少なくとも相談内容からは思う)相談者さんがそこまでして絵を描きたいのはなんでだろうなと個人的には疑問に思います。

今回ご提案した内容は私が絵を仕事にしているというバックボーンありきでお答えしています。たしかに効果は高いけれどそれに見合った厳しさはあります。その厳しさは相談者さんが得られるものに見合ったものなのかなと心配にもなります。

費やした年月に見合ったリターンを期待しているのであれば、手にできるものが本当に自分の求めているものなのか予想してほしいですし、予想したものが年月に見合わないことを素直に認められないのなら、絵に関することではなく、なにか別のものが欠如している可能性が高いです。


私は自分の経験や考えに基づいた意見しか言えないので、今回のような絵に関することと、歯切れの悪いことしか言えないのですが、もし、別の角度から意見が欲しい場合は専門機関のカウンセリングにかかるのも現実的です。


相談者さんの今後がよりよいものとなるよう願っております。

続きがあります。


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