【マシュマロ返答】フリーイラストレーターと企業イラストレーターはどっちがいいの?
いつもお読みいただきありがとうございます。
びねつです。今回はとどいたマシュマロにお答えします。
よろしくお願いします。
フリーイラストレーターと企業イラストレーターはどっちがいいの?
前提として、私は企業のイラストレーターを経験していないです。ただ、このイラストレーターの部分が他の業種になったとしてもあまり変わらないと思って回答してます。
例えば私は企業勤めの際は営業に従事していたのですが、今も営業をやっているようなものなのでフリーと企業の違いがわかります。ミクロ的な違いは業種の違いに起因しますが、マクロ的な部分、キャリアについてとかこの社会においてといったことについては共通するので、語る部分はマクロ的なものが中心となります。
誰に評価されたいのかで選ぶ
はじめに結論です。
自分の仕事の成果を上司に評価されたかったら企業を選びましょう。市場に評価されたかったらフリーになったほうがいいです。
企業における評価は自分が上司にどう評価されるかが大きいです。企業でのキャリアにおいては上司が決める割合が非常に大きいんです。同じ成果をアウトプットしたとしても、自分がつく上司によってはそれが100点なのか0点なのか上司の裁量次第で大きな幅を持ってしまいます。
フリーはクライアントと言う上司みたいな決定権を持った方はいるのですが、どの業界で、どのクライアントを選ぶかなどの自分で選べることの幅は企業にいるよりもはるかに大きいです。どの上司を選ぶかといったところが自分で選べるので企業にいるよりもうんと自由が効きやすいのです。
もちろんそこを選べるからには選べるだけの知識だったり、選ばれるだけの実力だったりは必要になってくるのですが、ほぼ選択肢がない企業の中で勝ち続けて数年に1度の部署異動や昇進に自分のキャリアを委ねるよりはすぐに成果を出せる可能性があります。
自分の実力がどの程度なのか、それはどこで評価されやすいのかなど、自分への理解度が高ければフリーとして活動することが選択肢に上がってきます。
企業に勤め続けるメリット
補足として企業に居続けるメリットについて書きます。上司と一緒に仕事をする期間や機会が多くなればなるほど連携がより取りやすくなっていき、より仕事がしやすくなっていくというのがあります。
それとなぜ上司が評価基準を持っているのかは、その会社が今までどんな仕事を受けてきて、どういった傾向がある会社なのかというのを熟知しているからです。会社ごとの色です。それがわかっているから会社としての良し悪しの判断を素早くできるし、会社にとっての成果につなげやすくなります。
会社ごとの色に自分自身の能力だったり、好みだったりというのが合致すればよほど会社にとっての異分子のような働きをしている上司だったり部署でない限りは入社前の印象となんとなくマッチしたようなお仕事が受けられます。そこに合う評価も安定して受けられるのではないのかなと思います。
会社で昇進するためにはその会社を出ても通用する能力があるかではなく、その会社での特有の働き方や考えがより高い水準で身に付いていて実践できるかといった基準に基づいて評価されていると言われますが、これも先ほど書いたように今日の業務を効率的に行うと言う観点、ひいてはその会社を存続させ続けるといった観点では非常に理にかなったものです。
まとめ
もちろん今回のイラストレーターのように、直接的にお客様と接する機会が限られるような業種では市場から自分がどう評価されてるのか、自分はもしかしたらこういったこともできるのでは、こういった評価も得られるのではないのかといったところが肌で感じづらいと思います。
お客様のことを考える事はあってもお客様の直接的な声を聞くといった機会が営業のような業種と比べるとどうしても不足するので仕方のないことです。
だからこそイラストレーターには個人制作や副業で自分のお客様の声を直接的に知る機会を持つことが相対的に大事になってきます。実際に業務委託を受けるとか、副業の割合をより大きくしてゆくゆくは独立していくといった具体的なプランはさておき、とりあえずやってみて、そして現状を知ってみるのが大切です。考えを絵に描くことと同じように、思ったことを行動にしてみることをおすすめします。
質問者さんがよい選択をすることを願っております。
おわり
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