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次代を担うのは、彼ら彼女らだ!

みなさん、こんにちは。
BMIA理事(大阪在住)の岡田です。

従来の業務に加え、桃山学院大学ビジネスデザイン学部の実務家教員として、ビジネスモデル関連科目を担当することとなってはや半年が過ぎ、現在、秋学期のカリキュラムが進行中です。
このお話をいただくまでは、よもや私が大学の授業を担当するなど夢にも思っていなかったわけですが、孫の世代?と言ってもいい学生のみなさんとふれあう中で、彼ら彼女らを通して、多少なりとも自分も(自分がいなくなった後も)未来社会と関わっていけるような感も確かにあって、大変ではありますが、自分でも予想外と思えるレベルで日々楽しんでいる自分自身に驚いたりもしています。

ということで、今回は、この半年の学生のみなさんとのやりとりの中で感じたことを、徒然なるままに書き留めておきたいと思います。

学生のみなさんに関してまず感じたことは、その適応力の高さです。
担当するビジネスモデル関連科目は2年次からですが、授業でビジネスモデルキャンバスを教えた2年生(約70名)だけでなく、たった8分半ほどの動画−「ビジネスモデルキャンバスの描き方」(小山龍介さん https://vimeo.com/223062186 )で学んだだけの1年生(約220名)も、程度の差はあれども、今では多くの学生さんが演習型授業でも使っている状態です。

05のボカシ

2年生に関しては、春学期に「ビジネスモデル」科目でビジネスモデルキャンバス、バリュープロポジションキャンバス等を使ってのビジネスモデルデザインの基礎的なところに取り組み、秋学期「ビジネスモデル演習」科目では、ビジネスモデルキャンバスと経営デザインシート(内閣府)を合体させた経営デザインキャンバス(岡田が勝手に命名^^;)も使いながら、実在の既存企業(学部連携企業のうち6社)の経営チームとなったと想定して、そのビジネスモデルの変革シミュレーションに取り組んでいます。
つい先日の授業では、BMIA応用講座で学ぶ自己強化ループにもチャレンジ、なかなかのものと関心しているところです。

02自己強化ループデザイン1のボカシ

01自己強化ループプレゼン1のボカシ

いかがです?なかなかの感動シーンでしょ?🙂

時には、「よく考えたね〜!」と私の方が驚かされる、柔軟な発想からのアイデアも出てくる一方で、反面、正直言うとモロさも感じることがしばしばあります。

たとえば、演習型授業等で審査・評価を担当する教員や学外の方、そしてチーム内でも他のメンバーから、その「アイデアの実現可能性」を問われた場合、比較的すんなりと、こじんまりとまとまった落としどころとする傾向も感じています。
これではせっかくの発想力が消失しかねませんので、私としては「何言ってんですか!」ぐらいの反発心があってもいいのではと思ったりもするのですが、逆に言えばこれは、私たち「大人たる社会人」のあり方次第によっては、せっかくの「次代を担うZ世代イノベーター」の芽を簡単に摘んでしまいかねないということでもあり、我々ひとりひとりが先輩社会人としてこの点に十分留意しつつ、彼ら彼女らに未来を託していく自覚を持たなければならない…そう思ったりもします。

(順調にいけば)今の1年生が卒業する2025年には、ISO56000イノベーション・マネジメントシステムの認証(ISO56001)がスタートすると聞いています。ご承知のとおり、この規格は組織内でイノベーターが思い切り力を発揮しやすくするためのものであり、そのための認証規格化と考えてもいいと私は思っています。

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そこで主役として、新たな時代、社会を創っていくのは彼ら彼女らZ世代です。
そのことを本人達だけでなく、他の教員の方々にも、そして広く社会に向けて唱えていくことも、縁あって大学の教壇にたつこととなった私の務めかな…そう思う今日この頃です。

それでは。

(文責:BMIA理事 岡田明穂)

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