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静岡ロックンロール組合のレコードを買った話

Instagramにも載せたのですが、どえらいレコードを見つけてしまいました。

某ディスクユニオンを漁ってた時に見つけたこのジャケット。
「静岡ロックンロール組合」なるバンドのLPです。

直感的にピッとくるものがありましたが、その日は買わずに店を後にしました。
でもこのジャケットと「静岡ロックンロール組合」というバンド名がずっと頭の片隅にあったんですね。

で、この前別のディスクユニオンに行ったらまた出会ってしまったので買ってしまったと。

結論、最初にピッと感じたものは当たってました。第六巻とでも言うんでしょうか。

ネットで探した情報によれば、
・1973年に静岡県の高校生によって結成
・この『永久保存盤』は彼らの自主制作レコード
・「東の村八分」「早すぎたRCサクセション」の異名も

まず、「静岡ロックンロール組合」というバンド名。
どこで何をやっている集団なのか分かりやすい!
安直とも言えるが、飾りっ気が無いどストレートなバンド名!

次に『永久保存盤』というタイトル!
ファーストアルバムにしてベスト盤かのような強気なタイトル。
タイトルからして彼らのエネルギーが溢れています。

次にジャケット!
バンド名、タイトル、よくわからない絵(写真?)
どういういきさつでこうなったのかはよく分かりませんが、恐らく深い意味とかは無さそう。
それでいい、それがいい。

次に歌詞カード。
これはレコード買った人だけの特権ですが、大学ノートに手書きなんですね。
「レコードと多少異なっている場合がありますが適当に判断して唄ってください」とかふざけたことを書いてるのも面白い。

そして楽曲。
60年代のロックやブルースからモロに影響を受けたであろうフレージングで初期衝動が詰まりまくってます。

個人的にツボなのは歌詞がほぼ日本語であること。
「ロックを日本語で歌うか否か」という所謂日本語ロック論争ははっぴいえんどの『風街ろまん』によって収束しつつあったものの、まだ水面下での争いは続いていたと思われます。
彼らは迷うことなく日本語で歌うことを選びました。しかも、ところどころ日本語を英語っぽく歌ってる箇所もあって、サザンの桑田さんよりも先にその手法を取り入れていたことに驚愕。

何より50年前に、地方都市の静岡で、高校生がわずか1日で11曲全て録音したと言うのがすごい。

自分の好きな要素が沢山詰まってるアルバムです。

●今週の予想●
札幌2歳ステークス
◎セットアップ
持ち時計で言えばこの馬が上位。
過去2戦はスロー逃げに持ち込めたため善戦した感は否めないが、他のメンバーも皆決め手に欠ける。
番手でも競馬ができると良いが。

小倉2歳ステークス
◎キャンシーエンゼル
前走はデビュー戦にしては速いペースを単騎2番手から先行して完勝。
中段前目くらいから前走の脚が使えれば面白い。

新潟記念
◎プラダリア
サリエラは強いだろうが、この馬もこのメンバーなら引けを取らないはず。
強豪相手に揉まれてきた経験はだてではない。

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