介護リーダーに課せられた職務の内容とは

介護リーダーは、現場の管理と運営を司る介護職です。介護リーダーの主な職務として、スタッフの勤務管理や育成のほか、他業種や利用者家族との連絡及び調整などが挙げられるでしょう。具体的には、まずスタッフの勤務シフト表を作成し、出勤を管理します。急な欠勤等によりスタッフの体制に穴が空かないよう、常に注意しなければなりません。また、介護職員のスキルアップや意識改革を図るため、研修を企画したり勉強会を開いたりして、教育にも力を入れることが必要です。スタッフからの意見や要望があれば、まとめて管理職に伝えることも欠かせないでしょう。それから、職員の労働環境を整備することも、介護リーダーの重要な仕事です。

休憩時間をきちんと取らせ、年休の消化を促すなど、労働者の権利行使に気を配ることが必要なのです。また、急病や負傷をはじめ火事や地震など緊急時の対応について、スタッフに教育を徹底しておくことも欠かせません。さらに、退職などで職員が不足した際には、速やかに募集して応募者に採用面接を行い、採用の可否の判断をする仕事も、介護リーダーに任せられている場合が多いと言えるでしょう。そして、介護リーダーは、利用者が快適に過ごせるよう楽しい企画を考えて実行します。利用者や家族から要望があれば、聴き取りして現場に活かさなければなりません。このほかに、介護に関連する医療従事者や送迎スタッフなど他業種との連携を図ることも、介護リーダーの大切な仕事です。介護リーダーの仕事に興味があるなら、「これからの日本を担う介護リーダーになる」を読んで更に理解を深めてみましょう。