日記 3/20

一週間くらい日記をサボってしまっていた……。やっぱり一度習慣が崩れちゃうと駄目だな。少しずつでもいいから取り戻していきたい。

今日は比較的ゆっくり眠っていた。昨日が小説の締切で疲れてたからかな。今回書いた小説は高校生の頃書いたもののリライトで、書いていて楽しかった。技術的にはあの頃よりも上達しているけど、あの頃にしかない熱量みたいなものも確かにあった。あのとき、高校二年生のとき。俺は漠然と、高校を逃げ出して海を見に行きたかった。自分を取り囲む薄暗いものから解き放たれたかった。そういった剥き出しの青い感情を、俺はあのとき小説に込める事ができていた。中途半端に大人になった今の俺にはできない。結局見に行くことはなかった海の色を想像して、あのときの選択について詰まらない後悔を頭の中で巡らせるだけ。五年前の俺が今の俺の体たらくを見たら嗤うかもしれない。正気を取り戻せと怒るかもしれない。だから俺が今こうやって小説のリライトなんてやっているのは、ただの自傷にすぎないのかもしれない。

昼過ぎから友達と河原町に繰り出して遊んだ。彼は、俺がインフルに罹っていたとき、家まで食事を届けてくれたことがある。そのお礼として本をプレゼントした。ついでに自分用の本も二冊。桜庭一樹の『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』と辺見庸の『月』。積読ばかりが溜まっていく。

カフェでフレンチトーストを食べた。めっちゃ美味しい。熱い×冷たい、甘い×しょっぱいの組み合わせで不味い訳がない。また食べにいきたいな。

写真を撮るのが下手

いい時間だったので、俺の家に戻って彼と一緒に鍋をつついた。沁みる。今日は雪がちらつくほど寒い日だったので、やけに美味しく感じたな。鍋とこたつと雪、冬のイデアか?

日付が変わる前に友達は帰った。眠いので寝る。

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