日記 5/15

日記を書くのはどんなに久しぶりだろう! ここ1ヶ月弱は論文の執筆で忙しなかった。昨日、震える手で論文を提出して、今日はゆっくりしていたかった。自分を上からのしつける大きなものの存在を忘れていたかった。久しぶりに、俺は全く勉強をしない1日を過ごした。

例えば今日は昼に起きて、2時間ほどぼんやり過ごした。何もしなかった。暇を埋めるためだけにネットの海を漂った。そういった時間は、苦しくも心地よくもなかった。何も評価を下しえない、無味の時間だった。

16時ごろにようやく家を出て、三条に繰り出した。丸善に行って、取り寄せた本を買った。あとは気になる本もいくつか買った。本屋で好きな本をあさって、心惹かれるものを惹かれるにまかせて買うというのは素敵だ。

18時にサークルの後輩とご飯を食べた。彼はサークルに積極的に参加し、新たな後輩のために奮闘しているらしい。素晴らしいと思う。俺はもう、そういったものから遠ざかってしまった。遠くにあるものほど綺麗に見える。

家に帰り、買ってきて本を読んだ。まずは藤本タツキの『ルックバック』。今更だけど、ずっと気になってはいた漫画だ。来月映画もやるそうなので、この際買うことにした。やはり、評判になるほどの面白さはあったように思う。創作者だからこそ、人物たちの心情や行動に強く共感できた。あと、藤本タツキはシンプルに話の構成が巧い。

青羽悠の『22歳の扉』も読んだ。この作者は京大出身らしい。内容は、京大版『ノルウェイの森』みたいな感じ。素敵な青春小説だった。小説内には学内バーの描写があり、俺も酒を飲みたくなったので、後半は行きつけの深夜喫茶で読んだ。アイラウィスキーのロック。甘くてとっても美味しかった。

明日からは勉強もバイトも頑張りたいと思う。帰って寝る(これは深夜喫茶で書いてます)。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?