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Pacifica 611HFMの話
先日、かなりの安値で、念願のPacifica611を手に入れました。
で、ホントはVFMのほうが欲しかったんですが中古も異様に高かった(そりゃ現行ですからねぇ)ので、HFM(まぁこれも一応現行らしいです)の中古を安値で入手しました。
田舎の中古屋だとなかなか入らないので異様な値段になるものですが、そこはネット、案外安いタイミングで入手できました。
VFMとの違い
今611はHFM/VFMの2機種有るんですが、細かく違っています。
まず大きな特徴の違いは、HFMはトレモロユニットが取り付けできないハードブリッジタイプ。VFMはウィルキンソントレモロブリッジがついています。そのかわりHFMはグラフテックのストリングセイバーがついてます。
HFMは弦間が10.5mmと下位機種とおなじ(VFMは10.8mm)。
それ以外は同じです。
アーミングをしないのであれば、弦間さえ気にならなければ問題なく使えると思います。アーミングはある程度ペダルエフェクター(ワウやワーミーなど)で代用できますし。
また、ブリッジはゴトーのGTC100シリーズ(101/102)と入れ替えが可能(ただし本体側加工が若干必要になります)。ストリングセイバーが移植できるなら最高の組み合わせになると思いますし、ルックスも良くなります。
安くなったら買いです。VFMと比較してあまり変わらなければVFMにするという手がありますが、今回は予算のはるか下で買えたので。
音
シンプルに出力が高め(特にフロント側にあるP-90シングルコイル)。
なので、感じ方としてはレスポールとキャスター系の中間より微妙にレスポールよりかな~という感じです。
中途半端とおっしゃる方もいますが、私は好きですね。そこそこ軽快でそこそこパワーも有るので、意外に万能に使えます。
VFMだとここにアーミングが加わりますが、ここでも書いた通り絶対要るかって言うとそうでもないので。軽快感をだしつつ、パワーも有る感じです。
塗装や仕上げが安っぽい?
とおっしゃる方もお見えになるようですし、なんか下位機種と差がない、なんて方もお見えになりますが・・
たしかにルックス的に見ると、塗装って結構大事なんですが、
基本ヤマハのエレキは「弾けることが何より重要」という考えのようなので、そういう点では「質実剛健」と考えていいと思います。
私、こういう考え方、嫌いじゃないですよ。
これは故寺内タケシ氏も、故成毛滋氏も仰ってるんですが(成毛氏はかなり遠回り的に仰ってたようですが)、エレキギターは鳴ってナンボ。
デザインや塗装も大事ですが、それ以上に音が出ないと意味がない。それも演奏する人の気に入る音が出ないと。
ヤマハは塗装やそのあたりより音の出る方向に振ってる気がします。
そして、ヤマハの根本のコンセプトは、「多くの人に音楽を」。
私はそこが気に入ってるので、そこが安っぽかろうが関係ないです。
塗装までみるんだったらもう少しお金出してESPでしょうね。
あそこはメーカーでカスタム作れますからね。
初心者にはどうなの?
私も初心者ですが、動作確認でアンプにつなげて6弦を爪弾いたら・・・
なんかいい感じのおとでワクワク感が出てきました。
出力が高めなので「弾いてる」感があります。
セッティングポイントも少ないので、私は初心者にはおすすめできると思います。余計なことを考えずに練習に没頭できそうなのが良いですね。
そして、我が家に来た611・・・
実は、かなり酷くサビていたり、ポットが一部スカっててつまみが軽すぎたり、少々ガリがあったり。。。
それをこれから改造したり、直していこうと思います。
その上で、将来的にはエフェクターに繋いでみてどんな感じなのかなーというのも書いていければ良いかなと。
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