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懐紙ケース

 先日、映画を観に行った後、少しだけ友人と会った。
 ちょっとだけお茶をして、このコロナ禍の間にオープンした商業施設をぶらり。
 GREEN SPRINGSという施設だ。
 その中に”SUPER PAPER MARKET”というお店があって、気になったので入店した。
 4月8日にオープンしたばかりのようで、立川市で1963年に創業した紙製品の製造を行ってきた福永紙工さんがオープンさせたセレクトショップとのこと。
 紙製品と文具好きにはたまらないお店だ。

 そこで見つけたのが写真の懐紙ケースだ。
 学生時代の放課後活動で茶道部にいた時期もあり、懐紙というものに憧れがあった。
 お菓子を分けるときや、一口で食べきれないものなどの本来の使い方だけでなく、ポチ袋を持ち歩いていない時などでお札を包みたいときなどにも重宝する優れものだ。
 けれど。今ままで見つけてきたのは和装に似合いそうなものばかりだった。
 気になって手に取って、一度は戻した。和装用とはいえ、ひとつは持っているし、それなりのお値段がする。とにかく冷静になろう、ということだ。
 さんざん、他の商品を見てから、最後にコーナーに戻った。中身が見られないのが少し気になるけれど、なかなか出会えるものではないので、やはり購入することにした。

懐紙も2種類、一緒に購入。こちらもモダンさと遊び心があってオシャレだ。
帰宅して開封。目が覚めるような、それでいて落ち着いた色合いがオシャレで満足。

 もともと持っていたケースは会社の引き出しに。
 頂き物のお茶菓子などを食べるときに会社にも懐紙を置いておきたいと常々思っていたので、助かった。

 今回、購入したのはこちらだけだったけれど、布の端切れならぬ破紙の量り売りコーナーなどもあって、なかなか興味深いお店だった。
 また、ゆっくり訪れたい店がひとつ増えたのは嬉しい。

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