【ハロルドとモード備忘録】

本日は、大阪大千秋楽ですね。おめでとうございます。

観てから1週間程が経ちましたが、パッション冷めやみません。書きたいことを書きたい順に書いているので、時系列等ちぐはぐで読みにくいかもしれませんが、最後までお付き合いくださると嬉しいです。

ハロルドとモード10/4、10、11と観劇してきました。東京公演千秋楽お疲れ様でした。東京公演全日程無事に駆け抜けられて、こちらもほっと一安心です。大阪公演も完走出来ることを影ながらお祈りさせて頂きます。11日の公演にて、見納めて参りました。
2020年の正しいロックバンドの作り方は落選した上に、配信も観れなかったので、流星くんのソロの舞台のお仕事で、初めて観に行くことが出来ました。
朗読劇も初でしたので、ほとんど動きもなく定点観察出来たのも、中々興味深い経験をさせていただきました。
語彙がどっかへいってしまっているので、ありきたりな言葉しか出てこないんですが、『素晴らしかった』の一言につきます。
朗読劇なので、その場の抑揚などニュアンスがちょっと違うだけで、大きなアドリブとかはなかったんだと思います。
そんな中で、観れた10日のちょっとしたアクシデントは、レアだったんじゃないかしら。
Twitterでも散々書いたのですが、ここでも備忘録のために記録しておきたい。
腹切り披露シーンにて、使っている短刀の鞘が腹切りシーン前にポロリと落ちてしまって、それでも何事もなかったように続けるハロルド流星くん。この辺り特に動揺も見せずにやりきっていたのもよかったし、流星くんのアクシデント大好き芸人はとても喜んでしまってました。
ちゃんと所作もやっていたので、動きが綺麗だなと思いつつそのまま見守っていたら、暗転と同時に華麗な動きで、机から降りて鞘を回収して、元の位置に戻っていたのも、すごくすごくよかった。
腹切りシーンで倒れ込んだあとに、森川葵ちゃんとのやりとりのときぷすぷす刺されるところでも暗転したあとにふたりで吹き出してしまってたり、この日は4日に観たのとは違うものがみれたので、大変満足でした。観ていたときにはわからなかったのですが、笑っちゃってた原因が小道具の短刀のせいだったと流星くんのRYUSAYSTIMELINEで知って、あとから納得しました。会場にも笑いが込み上げてたから、ふたりとも釣られ笑いしちゃったのかと思ってて、すみません。
鞘落ちちゃったところから、じわじわきてたところに短刀が短くなっちゃってたから、耐えきれなくなってしまったんでしょうね。このときは、ハロルドじゃなくて流星くんと葵ちゃんの素の状態に戻っちゃってたのが感じられたので、いい思い出です。でもそのあとは、ちゃんと役に戻ってらしたので、ふたりともプロだわ(当たり前)と感心しきりでございました。

舞台の情報が出たときにハロルドが、『狂言自殺を繰り返す愛に飢えた19歳の少年役』という説明に、勝手な想像で、どんな闇を抱えた役なんだと、ちょっと違うイメージを持っていたのですが、闇が全然闇ではなくて、闇なんだけど、また別の意味を持ってるなと初見は思いました。上手く伝えられたらいいんだけれど、言葉が見つからない。
19歳という年齢設定が起因してるのかもしれません。闇よりも無邪気で朗らかに、狂言自殺を繰り返してる。19歳ではなく、もう少し年齢が上の設定だったら、闇の方が打ち勝ってたのかもしれないですが、19歳の少年らしさで、狂気が狂気ではなくて、無邪気すぎて、自殺ってこんなに気軽なものだっけ?となにかよくわからない感情に苛まれてました。なんだろ、シュールなのかな。ああ、これはシュールだったんだ。アメリカンジョークというものなのか?!
劇中とても印象的だったのが、ハロルドは、母親の行動や言動に対して、なにも返してないこと。反抗するでもなく、ただ静かに母親の動向を窺っている。朗読劇なので、身体での表現がない分目の動きが多くあって、動きや表情でそのときの感情が現れていたのが、よくて、流星くんの目の水分量が多いからなのかもしれないんですが、好きなことについて語るときの等身大の19歳を現してるときには、ホントに純真無垢でキラキラ輝いていて特に、モードに対してだったり、興味を持ってくれた相手に話すときのキラキラさは、とっても眩しくみえました。
反対に母親に対してのときは、一気に闇が落ちるというか、感情のスイッチの切れ方が、じわじわ波紋が広がるように周囲に漂っていくのがわかって、息を飲まずにはいられなかった。オンとオフのギャップがすごいんだよね。流星くん、何気に憑依型なのかもしれない。役者藤井流星が好きすぎて困る(どんとこい)。

何も言わない、返さないじゃなくて、何も言えないだったら、ちょっと意味が違ってくるのかもしれない。母親に対してのちょっとした反抗が、狂言自殺という形で現れてるのかも。
そんな何も返さないハロルドが、お気に入りの霊柩車を処分させられたとき見せた反応がよかった。
暗転してるので、表情に影が差してるのもまたいい演出で、静かに滾る炎というか感情の渦がどす黒く変色してるのがわかって、すごすぎて、圧倒されました。すっと立ち上がって、黙ったまま哀しそうな表情を浮かべているのが、本当に絶望にみえて、目の動きって、『目は口ほどに物を言う』んだな。それを表現出来てる流星くん、鬼才の名を欲しいままにしている。素晴らしいの一言につきます。
このシーンがハロルドの母親への唯一の反抗だったから、その後霊柩車風に改造した車をしてやったりで、お気に入りって表現してるのに繋がってるってことなんだよね。ハロルドの反抗が叶った瞬間。
ある種、母親に対しては『無気力』の状態なのかもしれない。言葉を返すことを諦めている状態。だから、ただ黙ったまま哀しそうな表情で見つめているだけ。『無気力』状態が続くと、結局死を選んでしまうんじゃなかったかしら、狂言自殺の理由もそんなところにあるのかもしれない。流星くんの演技が深すぎる。

拳銃自殺のシーンもよかったなぁ。拳銃の取扱い方がまた動きが綺麗なんですよね。腹切りシーンでも所作が綺麗だなって思ったんですけど、動きが少ないので、そういうところで、メリハリつけてるように感じました。拳銃突き付けるシーンがかっこよすぎて、息を飲んでみちゃって、パーンってなった後の崩れ落ち方まで、かっこいい。眼福。ハードボイルドなお話とかきてもおかしくないよね。やのつく役とか、どんぱちどんどんするお話のご依頼とかきたらいいのに。

モードがスケールの大きすぎる話をさも本当のことのように話しているのを聞いてるときに『もうそれってモードの作り話でしょ』って、ハロルドが笑い返すシーンで、なぜかしきがみまくろくんがフラッシュバックしてきたんですけど、『賭け狂おぜ!』なシーンとはまったく違うのに、なんでだったんだろう?なんなら、拳銃突き付けるシーンでフラッシュバックするんじゃないのかと思って、あれ?あれ?となったことを一応明記しておきます。
不思議だね、なんでなんだろう?声の出し方かな。表情はサイコパスしきがみまくろくんとは、真反対のめちゃくちゃやさしい笑顔なのに、そこに現れるしきがみまくろくん。今年一番の流星くんの演技のお仕事でお気に入りキャラクター(ハロルドも僅差で追い掛ける)。円盤発売出たら、しきがみまくろくんのこともひたすら褒める文章したためたい。
だれか言ってやれ、今年流星くんの演技のお仕事、現在その2つだけであると。

木登りするシーンもよくて、登る!っていうのが、流星くんが滲み出ちゃってて、パパジャニで高いとこに登るのも、吝かではなかったのを思い出して、まんまじゃないかと思ってしまった次第です。
上からの眺めがいいでしょの下を覗く視線がキラキラMAXで本当に下に素晴らしい景色があるようなのが、こちらにまで伝わってきました。流星くんの目の動かし方に圧巻されて、ずっと見ちゃえるんですよね。視線の演技上手だなぁ。

観に行く前に、流星くんがbayじゃないかで、『ギター弾く』というのをペロッてくれちゃってたので、これに関してはネタばらしされてた訳ですが、いいものみれた!なにはともあれ、ギター弾く流星くんもレアもレアだと思うので、メイキングとかダブトラツアーでもみれましたが、ソロのお歌で弾き語りは、ありがたすぎて涙が。これを、観たいがために、行ける日程全部注ぎ込んだといっても過言ではない。
以前にジャニーズビレッジにゲストしたときにもソロのお歌を聴けた訳なんですけれども、こういう感じにピックアップもっとされてもいいと思うんですよ。流星くん顔も良ければ、声もいい。歌い出しも安定してるし、安心して聴いていられて、朗読も上手だし、声のトーンも耳に心地よいし、聴きとりやすいからすっと音が入ってきてくれる。
(なので、そういう安定感もあって、WESTさんの曲でも、歌い出しを担うことが多いのかなと、勝手に想像してみたりしてます。)
ナマモノなので、徹子さんとのセッションで、ふたりの歌ってる歌詞がちょっと違ってて、どっちが正しいの?!?!となったりしたんですけど、ふたりがにこにこしながら、楽しそうに歌うのがとても可愛くて、生の臨場感で、そのこともいつの間にか、まったく気にならなくなりました。モードなら、『そんなのそのひとの自由に楽しく歌えばいいのよ』ってなりそうな気もしなくもない。
流星くんの笑顔絶品すぎたなぁ。ひとりで歌い上げた後に、モードに笑い掛けるハロルドがホントに愛に満ち溢れてて、大好きでいっぱいの笑顔で、がつんと爆弾落とされた破壊力。幸せオーラにくるまれてる。
会場もそんなに大きくないこともあって、流星くんのえくぼがペコペコ引っ込むのもちゃんと見えたのも、目の前に存在してるなぁっていうのを感じられてよかった。あとは、よく流星くんが雑誌のインタビューなどで度々話題に出している彫りが深いから、顔に影が入っちゃうというお話そのまんまの照明の当たり具合で、いい感じの影が出来ておりました。イケメンがすぎて、どうしたらいいんだ。好き。お顔が。
徹子さんに対して、ホンモノだ!って思うのと同じく、流星くんにもホンモノだ!って、こっちも思ってることが伝わったらいい。ホンモノホントにイケメンすぎて、どうしよう。心臓飛び出てくる。一挙一動から、目が離せない。美人は3日みたら、飽きるって、嘘でしょ。美人こそ、延々にみてられるからね。目線は、ターゲットロックオンしたまんまだからね。あの時間が永遠だったらいいのにと、思ったり思わなかったり。
終わりがあるから、いいのかもしれないけど、始まったら一瞬だったなぁ。体感秒だった。
ギターの弾き語りの流星くん、ずっとみていたかった。
次のツアー、ソロなのかコンビ曲なのか、どうなるのか未知数ですけど、流星くん弾き語りしませんか?どうですか?映像残るもので、もっと弾き語りみたいんですけど、願ってたらいつか叶うかもしれないので、叶うまで念じておきたいです。

隊に入れられちゃうって、一芝居うつシーンもお気に入りです。考えてみたら、ハロルドとモードひたすら、演技をしながら、演技してるってことなんですよね。それもそれですごい。
いっちゃってる役の入り込み方も上手いというか、いつもの口角上げる表情で、狂気に満ちた殺人マニアっぷりを表現していて、ここでもスタオベしたかった。ずっと干し首(この表記であっているのか不明)に拘ってるのも、シュールさを大きく見せていてよかった。狂気に満ちてるのも、なんかとってもかわいいってみえるから、そこもギャップ萌えだったのかも。
一芝居のスケールも大きすぎる。これまでの狂言自殺のお芝居で一番の見所だったかもしれない。
モードも楽しそうに乗ってくれるのもいいじゃないですか。80歳とっても元気。
まんまとドッキリ大成功しちゃう展開も面白い。

モードとの恋愛展開は、ふたりの関係性が余りにもピュアすぎて、一種のファンタジーをみてるように感じられました。
うん、60歳差設定もぶっ飛びすぎてるから、そう感じたのかもしれません。それにしたって、流星くん年上キラーな役がよく似合う。黄昏流星くんを思い出してしまいました。
プロポーズのサプライズシーンで、ひまわりの演出の『じゃーん!!』が可愛すぎて、ひたすら悶えるしか出来なかったり、ほらみてみてという感じに、目をキラキラさせるわんこ流星くん、よしよししてあげたい。
キラキラからのモードが死を選んだことで、一瞬で絶望の表情に変化するのもギャップ萌えの極みでよかったなぁ。
モードが80歳で死を選ぶことは、冒頭の『80歳だったんだって、80歳はちょうどいい』の伏線回収してるんですよね。ちゃんとフラグは立っている。
ハロルドにとって、愛を知ったことでおそらくこれで最後になるであろう霊柩車での狂言自殺は、モードへの餞で、歌を唄ってそこにはいないけどまるでそこに存在してるかのように向けられる笑顔がこれから、ちゃんと生きていくっていう意志の現れを感じられて、最後の最後にこれはずるい!!って崩れ落ちたのは、良い思い出の1ページでした。
1時間40分の短い舞台でしたけど、短かったからこそ、いろんな流星くんのあれこれを凝縮してみれて、幸せでした。本当に本当に、流星くんをハロルドに抜擢してくれて、ありがとうだけじゃ足りないです。
良い経験をさせていただきました。またすぐ流星くんの演技のお仕事みられたら嬉しい。


ここからは、至極個人的な備忘録。
いつもなら、舞台は1公演観られれば大体満足して、特に所持しているチケット以外に取ったりしないんですが、今回自分でも何回か観たくなる予感はしていたので、一般発売にアクセスしたり、公式の優先予約なんかも申込してみたり、当日券の整理券取得したりして、いつもより驚くほどフッ軽だったんですよね。
それをさせてしまう藤井流星さんの魅力は、すごいわけで。
また、いいタイミングで、いいご縁があったりして、そういうことも含めて、頑張れたし、当日券も今後は積極的に並んでいこうかなと思いました。
これまで、追ってきたホームが、チケット取りにほとんど困ったことがなかったので、当日券並ぶという習慣もなく、これまでのそこそこ長いヲタク人生で、今回初めての経験でした。イマイチどういう感じなのか、わかっていなかったのもあって、当日並んで、説明受けてなるほど納得。
所持している整理券の番号順で並んで、時間で締め切られて人数確認後、くじ引きボックスから、係の方が引いてくれた番号札を受け取って、その番号順に並び直した後に、番号順に当日券が配布される。全員に配布されるわけではないという説明もあり。あとは、キャンセル待ちで対応するとのことでした。
無事、チケット取れればそのまま入場。
ここで、勝手に当日券って、後ろの席なのかと思ったら、結構ランダムのようで、受け取ったチケットは、FCで当選したチケットよりも良い席だったので驚きました。多分これも時の運なんだと思いますが、このことも含めて、今後は積極的に当日券並びに行きたい。
舞台行くのが、楽しみすぎて、ちょうど健康診断で、視力が落ちてるのがわかって、眼鏡を新調してみたり、せっかく行くんだしと洋服買いに行ったり。ここで、洋服買いに行くのが久しぶりで、お店で、組み合わせ考えたりして選ぶのが楽しくなって、予算少しオーバーしてしまったことは、オフレコの話です。そういうのもひっくるめて、コンサートや舞台の観劇って、楽しいよねって、思い出して、その分仕事も頑張りました。
ちょっといい化粧品やちょっといいシャンプー使ったりして、贅沢の限りを尽くした気がします。たまのご褒美システムも日々の活力になりました。
なにより素晴らしい舞台を観れたことに感謝。行ける日程全部行けたことにも感謝(大阪公演行きたくて、もだついている)。
またの機会があることを祈って、これにておーしまい。
ここまで、読んでいただき、ありがとうございました。

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なんでもない日常をなんでもない思い出として、なにげない言葉で綴りたい。