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ブルースタジオとの出会い

先月からの続き

2015年にこの業界のリアルな側面を描いた『狭小邸宅』という小説が出版され、すばる文学賞を受賞しました。

不動産営業の世知辛さと葛藤する若い営業マンの話です。
フィクションではありつつ、、まるでその場にいたかの如くすごいリアルで驚きました。

受賞されてから私は知ったのですが、この小説の作者の方はどうやらリクルートに勤めていた方だとネットで知りました。
「リクルート?もしかしたら、住宅情報タウンズ(現SUUMO)の営業とかもしてたのかな。
それならこの不動産業界のいろんな事を近くで見たり、聞いたりして知ってるだろうな。
リクルートの人からみれば、あまりにも不適切な業界で、これ小説にしたら面白いだろうと思ったのかもしれない。」

と勝手に妄想し、
残念な業界で働いている自分が少し惨めだとさえ感じたのであります。

綺麗事だけではやっていけない業界なのは重々承知であれ、お客さんのベネフィットを無視して、実入の多い物件(新築建売)とかばかり紹介。
以前から自分はそうであってはいけないという思いはあるけど、チームでは上手く行ってなかった。

「どうなんだ俺?」

と自問自答をしていたのですが、この本によってやはりこの業界の悪しき習慣に流されず、信念を持たなければいけないという気持ちが強くなりました。

そこがきっかけでもあり、もやもやしていた中で、今働いているブルースタジオを知ったのです。

自分がやってきたことをこのブルースタジオでは思い切ってできる。さらにはお客様も暮らし方という視点でのこだわりもわかりやすく。新たに気付かされることばかりで、今日に至ります。

現在は不動産業界はインターネットが主流となり、情報提供の質や速度もアクセスの容易さが大幅に向上しています。

大分そういうやり方が通用しなくなってきたのか?人も淘汰されたのか?当時に比べれば業界は洗練されたように思います。

今だに、高くて売れない物件を未公開物件です、なんて勝負してる会社もありますが、、、。

不動産会社と顧客のベネフィットやニーズのギャップを埋めるためには、顧客のニーズを深く理解し、それに応える形でサービスを提供すること、そこに具体的な正解や答えはありません。
ただ、顧客とのコミュニケーションを重視し、信頼関係を築くことが重要であることは間違いないです。

物件情報含めて自分たちが提供できるサービスの質を高めることは重要です。
そこから、顧客との間のニーズのギャップを縮めることが可能になり、プロとしての信用から説得力が生まれ、お客さんの意思決定(納得)が生まれるものだと思います。

不動産取引は大きな決断を伴うため、安心して意思決定できるようなサポート体制が必要なのです。

人の暮らしに直接携われるのですから、私は本当にやりがいがあり、楽しい仕事だと思ってますが、『狭小邸宅』だけでなく、『正直不動産』のような漫画のヒットが物語るように、昨今でも悪しき業界のイメージは抜けませんが、将来誰もがなりたい職業ランキングに入り込める業界になって欲しいなぁ〜なんて思います。(笑)

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