見出し画像

コトバを深掘りする Day 9. "Vulnerability" 脆弱性 V


Vulnerability(脆弱性)


Clubhouse朝のワークルームのリンクです。


今日は「脆弱性」について話す5回目です。
過去や今の自分にアプローチして、自分の「心のもろさ、脆弱性」を記憶から引き出してみましょう!

ブレネー・ブラウンの著書「本当の勇気は『弱さ』を認めること」の中に、以下のように書いてあります。

英語の "vulnerability" という言葉の語源は、ラテン語で "vulnerare" 「傷つける」だそうです。そして "vulnerability"の定義は、「傷つきかねない」や「攻撃や損傷を受けやすい」ということ。一方で、" weakness(弱さ)"の定義は、「攻撃や損傷に耐えられないこと」。


このことから、"vulnerability(脆弱性)" を "weakness(弱さ)" と比較すると、攻撃や損傷に耐えられない可能性はありつつも、その主語になる人物やモノが「それに耐えられることができたら、その先にある何かに到達できるのではないか」という希望さえ見えてきます。

自分には、外からの攻撃や損傷に耐えられない可能性があるけれども、それに対して勇気を持って対峙すれば、乗り越えられる可能性がある。そんな風にも感じられます。

例えば、想像してみてください。
あなたが、勇気を出してこんなことをしたとします。その時一体どんな気持ちになるでしょうか?

ー 大勢での会議で、誰かの発言に違和感を感じ、意見を述べるために手を挙げる
ー 誰かに助けを求める
ー 近しい人を亡くしたばかりの友達に連絡する
ー 配偶者に離婚したいことを切り出す
ー 結婚したい相手にプロポーズする
ー 告白したのに、相手の気持ちがわからない
ー 彼氏や彼女を、はじめて家族に紹介する
ー 何度も三振した後、バッターボックスに入る
ー 流産したばかりの姉妹に声をかける


あなたがこれまで生きてきた中で、これを想像した時に感じたような思いを経験したことはありますか?

何かをする前に、これをすることで自分や相手が傷付いたらどうしようという「傷つく可能性」を感じた経験があるのではと思います。ですが、それを克服できたら、言葉に表すことのできない、力強くて爽やかな風が、あなたの心の中に吹くのではないでしょうか。

私は、そんな瞬間が来るのを楽しみに、毎日過ごしてみたいと思います。

それでは、今日も良い一日をお過ごし下さい!
ありがとうございました!




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?