レプタイトルテ:シュガーレス #15個目

 異なる生物と危険な生態。空間で交差しても重ねない。
 基本的に私は部屋の爬虫類の世話は週1回日曜日に行う。ベストな体調を目指すなら毎日触れて観察すべきなのだろうが「今日は面倒くさい」が続くと「いつかやろう」になりかねない。しかし日曜日に行うと決めてしまえば少なくとも忘れない。
 そうして日曜日にケージの掃除をしていると、たまにギャラリーが現れる。

 テトは臆病だが好奇心が旺盛だ。何かと歩き回っては色々なものを観察する。手を出す気配は無いものの、万一を考えれば恐ろしくなる。相手がリンさん(ヒョウモントカゲモドキ)であれば、リンさんがひとたまりもないだろう。しかし相手がスーさん(コーンスネーク)であったら。あの骨太で気の荒いスーさんである、テトが袋叩きにあう可能性がある。あっちを押さえこっちを抑え時には締め出し、ケージの掃除もスリリングだ。
 そんなすったもんだに気付いているのかいないのか、今日のリンさん57.1g。

 そして今日も力強く荒ぶるスーさん958.1g。

 お迎えしたときはコーヒーの空缶に収まってしまうサイズだったスーさんが、今では1kg近いというのは感慨深い。爬虫類は生涯し続けるという説があるが、はてさて。
 交遊すること無い生物。それでも恒温動物も変温動物も健康に生きてくれればそれ以上は無い。

今日の英語:Growth
 

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