「こどもおとな」

4年ぶりにnoteを書いてみる。
4年前に自分が書いた何個かの記事を読んでみたが、稚拙でくだらない悩みが何十行にもわたって書いてあって笑える。4年前の価値観とは全く正反対の価値観が自分の中で芽生えているのを感じた。人の考えってあてにならない。

年齢で言えば大人とカウントされるにも関わらず、少年少女の繊細で尖った心をもつ「こどもおとな」って今考えるとすごいと思う。夢見がちな子供も、社会に揉まれて家庭を持ってお金を貯めるようになってみーんなつまんなくなっていくのに。
この理論で、30代超えても好きな曲をdigるやつはすごい。カラオケで大体のおっさんは青春時代に聴いてた曲ばかり歌ってる。

だからといって自分が「こどもおとな」のままで生き続けたいとも思わない。能力的に、自分にはそんな生き方はできない、の方が適切な表現かもしれない。「こどもおとな」とはたまに会って、明日の仕事のことを考えながら厭世的な話をしておけばいいのだ。

なぜ人は生きるのか、どうしてこんな苦しい世界に親は私を産み落としたのか、そんな事ばかり考えていた青春が懐かしい。
無駄な時間をかけてこねくり回した優生思想が今私を苦しめているではないか。この世界に生まれ落ちてしまったからには、命尽きるまで今を精一杯生きるしかないじゃないか、という気持ちを持つしかないのである。
これが私のように子供のまま生きることが出来ない幼稚な大人の選択だ。くだらなくて笑える。

こんなことを言いながらも、同期の誰よりも先に適当に結婚して、適当に仕事をしてるんだからもっと笑える。結婚して養ってくれる人がいると思うと、いつでも仕事なんかやめれるんだぞ!の気持ちが働くからなのか、気楽に働けるから、意外と仕事も長続きしてる。フェミニストの意見に迎合していた青春時代の私がこれみたらぶっ倒れるだろうな。
フェミニスト?くだらねえ。男女共に得手不得手があるんだから協力して生きるのが1番楽だろ、という意見にたどり着いた。父親がよくいう「女の幸せは横にいる男の器量で決まる」という言葉が、今なら少しわかるまである。立派な男尊女卑思想だ。フェミニストの逆行である。
一緒に男を蔑んでいた非モテ女達(自分含め)は皆理解ある彼くんと穏やかな生活を送ってる。

どうせ、私が今持ってるいる悩みも数年後は、自分に一蹴されてるやろな。だから、皆さん、どうかお元気で。

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