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2024年GALLERY新年会 南青山MANDALA 2024.1.14.

ファンクラブの新年会が始まったのはいつからだろう? 僕自身の記録では2011年が最初のようだ。それ以前にもファンクラブのイベントはあったから断言はできないが、おそらく最初はこのあたりだと思う。

構成は、前半がミニ・ライヴで、後半が抽選会。ライヴは一応「ミニ」とされているが、当然、まったくミニではない。お客さんがファンクラブ会員だから、チャボはよい意味で安心しきって進行するので、いつも以上にMCは饒舌になるし、トークが占める割合も多くなる。いつだったかは、スタートから40分経過した時点で、まだ2曲しか歌われていなかったこともある。しかし、それが実に楽しい。選曲も、代表曲のあいだにレアなものを混ぜてくることが少なくないし、さらに、さわりだけでうたわれる曲なんかも過去にはあり、そんな曲に限って「Bad Boy」や「プリンセス」「ちぇっ」など、メガレア曲が披露されていたのだからたまらない。最近はこうしたサプライズがなくなってきたのは残念。

" ビートルズ、ストーンズ、キンクスで育った俺が何で抽選会やらなきゃいけないんだ!" と笑いを取りながら毎回チャボは話しているが、冷静に仲井戸麗市を考えれば、確かにそのキャラクターからいちばん遠い世界(=新年会)ではあると思う。しかし、自分のことを好きな人、好きでいてくれる人に対しては間違いなく素直で好意的に接してくれるし、それを態度や言葉にして実際に表してくれるのがチャボである。しかも同業者や業界人に対してではなく、いちファンに対して…である。こうしたことを実感できる機会はなかなか無いのだが、ここ新年会は数少ないそれが可能な場所である。運よく個人的にチャボと会話ができる人もいるし、抽選会で設けられるSong For You賞のように、リクエスト曲を自分に向けて歌ってもらえるなんて人もいる。もちろんこうした体験が出来ない人のほうが圧倒的多数なのだが、わたしやぼくはチャボと一緒にいるんだ、わたしたちやぼくたちはチャボと同じ時間を過ごしているんだという一体感と共有感とその幸福感を、あの場にいる全員が感じているはずだ。ぼくは運良く会場にいられたけれど、チャボの気遣いのおかげなのか、配信で参加している会員の皆さんのこともしっかりとその場で感じることができたのが凄い。MANDALAだけでなく、まさに日本中、そして世界中かも知れない全員が、チャボとの時間を一緒に過ごしたのである。

あくまでもぼくの記憶だけれど、新年会のミニ・ライヴは「プレゼント」で締めくくられることが多いのではないか? 今年は " 歌くらいしかプレゼントできないから " とチャボは言ってうたってくれたが、じゅうぶんだ。発表当時はちょっとした小品という印象の曲だったけれど、時間が経つにつれて、シンプルなメッセージだからこそ、スケールの大きさがぼくの中で増している。生きていれば、いい日はどっさりある。その通りだと信じたい。

チャボ、ありがとう。
今年も、そしてこれからもよろしく。

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