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明日に向って走れ / 吉田拓郎

1976年2月から3月にかけて、日曜日の19時30分~21時にTBS系列にて「セブンスター・ショー」という歌謡番組が放送されました。
その名のとおり、週替わりで7名(組)の歌手による約90分間のワンマンショーを繰り広げるという内容でした。
出演者は次のとーり。
1 沢田研二
2 森進一
3 西城秀樹
4 布施明
5 かまやつひろし・荒井由実
6 五木ひろし

そして、7週目のトリを飾ったのが、誰あろう 吉田拓郎 でありました。
当時、オイラは中学1年生で、吉田拓郎の名前は知っていたものの、オイラより少し年上の世代に人気のあるフォーク歌手、程度の認識で、「テレビに出ない」ことを「売り」にしていたことから、これは希少価値があると思い、ブラウン管にかぶりついて見ていた記憶があります。

まーったく聴いたことのない曲ばかりだったので、特に脳裏に残った曲はなかったものの、拓郎が話すスタッフやバンドメンバーとのざっくばらんな会話にハマってしまい、最後にエンドロールのバックに流れていた、当時リリースされたばかりの新曲であるこの曲に多大な関心を抱いてしまいました。

放送の翌日、勇んでレコード店に向かい、ソッコーでシングル盤を購入しました。オイラにとって人生で2番目に買ったレコードです。(ちなみに1枚目はイルカの「なごり雪」)

希望の歌、のようでいてどこか諦めにも似たニヒリズムもあり、結局のところ、辛いことがあっても、とにかく生きていかなければならない、といった「悟りの境地」的な詞の世界に、なんとも言えぬ感情を抱いたモンです。

あれから47年ですか。
オイラは今も吉田拓郎を聴いております。

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▼参考リンク
BLUES和也のSoundCloud
GarageMihoのYouTubeチャンネル旧ブログ「だからPA屋なんですってば」のアーカイヴ
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