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1973年リリース。布谷文夫 のソロ2ndシングル曲。「台風13号」

大瀧詠一ファンの方、はっぴいえんどファンの方、ナイアガラーの方であれば説明の必要はありませんが、本曲は はっぴいえんど の2ndアルバム「風街ろまん」に収録されている「颱風」のカバーです。

ぬわんと、オリジナルがリリースされた72年の翌年に、布谷版カバーがリリースされていたんですな。しかも大瀧自身のプロデュースときたもんだ。

ちなみにオイラは、布谷バージョンの方を先に聴いていたので、「風街ろまん」を聴いたとき、一瞬、「え?はっぴいえんどが布谷文夫をカバーしたのか?」と勘違いするところでした。

ところで、布谷文夫 と聞いても「誰?」と思われる方も少なくないでしょうから少しだけ紹介を。
布谷文夫は学生時代から大瀧詠一の音楽仲間で、1969年に竹田和夫が率いるクリエイション(※)の初代ボーカリストとしてデビュー。(当時のバンド名は「ブルース・クリエイション」)

ブルース・クリエイション脱退後は、ナイアガラレーベルのノベルティ方面のボーカリストとして重用され、大瀧の音頭路線の第一段となる「ナイアガラ音頭」に起用されます。
その後も「レッツ・オンド・アゲイン」、「ホワッド・アイ・セイ音頭」などで活躍するも、残念ながら大ヒット曲には恵まれず。
大瀧詠一が亡くなる約2年前の2012年1月に64歳の若さで亡くなられました。

ところで本日(2024年8月29日)は、非常に強力な台風10号が日本列島を襲っている真っ最中でございます。
台風に関連した曲は数多くあると思いますし、それらの歌詞の中で「みんな吹き飛ばしちまえ!」というセリフは定番だと思いますが、さすがに災害級の台風の場合はコンプライアンスがどーのこーの、と難癖が付きそうです。
恐らく本曲やオリジナル曲がテレビやラジオ等でオンエアされることもないだろうな~、と思うとちょっち悲しい・・・気もします。
なんてな。


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▼参考リンク
BLUES和也のSoundCloud
GarageMihoのYouTubeチャンネル旧ブログ「だからPA屋なんですってば」のアーカイヴ
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