【No57気づきの具体例】

第3項 必要な視点

私は、介護の経験があります。これは、ある時に、手に負えなくなり、吐き出したり、助けを求めました。

それは、サービスや支援者がいたとしても、その方には話せないことも、話しにくいこともあります。

また、ケアマネ、社会福祉士、介護福祉士、高齢者介護5年、障害者支援10年近く経験した私でも、近い人が介護で悩む時は、どうしたら良いものかと頭を抱えることも多くあります。

それだけ、個別性が高く、その方の人生も、いろいろな方の人生にも影響があります。高齢者支援介護だけではなく、その周辺を見渡すと、それだけ難しい仕事であり、あらゆる技術が必要であり、そうでなければ解決はしないことがわかります。そうでなければ、本人も周りも幸せにはなれません。

では、どういう技術が必要か?ですが、まずは安全を確保するです。自宅は、段差を小さくしたり、足元に灯りを設置し、動線を確保すれば、その人が物理的に暮らすことが可能かもしれません。その一方で、訪問入浴やデイサービスを利用することで、その方の生活が戻る、形成されます。  

①この生活が戻るや形成が大切だと思います。
 
家族や利用者は眠れないほど悩んでいます。そのため1日でも早く元の生活に戻ることを願っています。そのためにどうしたら良いか見ていきましょう。

②同時にここでは、サービスを利用することの受容や変化を受け入れる段階だと思います。

 介護を受けたくて受ける人はいません。誰しもが健康でいたいはずです。そのため、本人や家族は様々な葛藤を持っていることは忘れないでください。

それから、あとは、利用者は、力を発揮する可能生もあると考えています。まず、身体的な力ばかり見るのではなく

③その人が日常生活の中で何を行うことが楽しいのかを考える必要があります。

利用者が活き活き生活をするところを家族は一番見たいし願っています。また、利用者の身体や心のアプローチをしてもなかなか難しいでしょう。なので、一番確実なのは、利用者が楽しいと思って行動することです。身体機能が精神的なことから弱っている場合は、元気になるかもしれません。というより、本人が前向きになるだけで排泄の失敗は減ったりすることはあると考えています。

例えば、歩くのが好きだとすると、リハビリも兼ねて、お年寄りが集う喫茶店まで歩くことが可能です。歩くことをメインとしつつ、少し疲れたため休憩しましょうとアプローチするのも良いと思います。

④そこで他の利用者と話すことで、その方は前向きになるでしょう。また一般的な喫茶店で料理を食べるとその料理が美味しければ、そこにランチを食べに行くという目的も生まれます。

日々の活動や役割が生じると、責任感や元気でいたい気持ちが生じると思います。なので目的は大切です。外に出ることが楽しくなると、化粧をしたり、身だしなみにも気を使うようになります

こういう風に、高齢者だからできないと考えていたら、いつの間にか自発的にランチを食べるまでになる場合もあります。

⑤その人が自らやってみたいと思うことは、それにより社会的に健康になる場合もあると思います。

そして、これらの内、サービスや助けてくれるのはヘルパーやケアマネかもしれませんが、遠隔支援で気づきを与えることはできるかもしれません。アドバイスではなく、あくまでも気づきです。

①から⑤の視点は大切だと思います。高齢者支援では、この気づきが大切となります。


遠隔支援ができたら、1人で多くを助けられるのか?

今日の学びは以上です。