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#不撓不屈 えのぐに生き返らせてもらった私が思うこと

2021年8月29日に行われた『enogu one-man Live 2021 Summer -不撓不屈-』
第壱部と第弐部の計2回にわたって行われた本公演。
私は気づいた時にはチケットを申し込んでいました。

前回の『enogu 10 Days Live -遮二無二-』から3週間。
武者修行を終えて、殻を破った彼女たちのパフォーマンスには期待しかなく、それを現地で見られることに大きな喜びがありました。
そしてその期待を軽々と超えたパフォーマンスに圧倒されました。
しかも今回は全30曲以上が生バンドで、スタンディングOKだったものですから、余計に現実離れした夢のような時間を過ごせました。ありがとうございます。

まだ見ていないという方はぜひ、世界で一番熱い夏を感じていただきたいです。

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不撓不屈 - 壱部
https://live.nicovideo.jp/watch/lv333264895?camp202103tw=jpHRFIo5ZZ_1630193866541&ref=lvapp_tanzaku_share

不撓不屈 - 弐部
https://live.nicovideo.jp/watch/lv333265619?ref=lvapp_ellipsis_share

殻を破った姿を存分に見せてくれた

さてライブの印象ですが、全体的に感じたのは、「パフォーマンスのレベルが上がっているのに余裕すらある」でした。
余裕がある=手を抜いているのではなく、遮二無二で殻を破った際に生まれた力がとてつもなく大きかったのだと思います。
野球の守備で咄嗟に反応してダイビングキャッチ!ではなく、バッターの体の向きやバットのどこに当たったかで打球がどこに飛ぶのかを予測し、ポジションを決定しているようなものです。
見た目にはダイビングキャッチの方が派手ではあるけれど、実は後者の方がレベルの高いことをやっています。
今回のライブではそんな印象を受けました。結果、全力だけど余裕があるというように感じたのかもしれません。

わかりにくかったらすいません。何が言いたいかというと、とにかくレベルが格段にアップしたということです。
世界一のVRアイドルを目指す途中でまたダイビングキャッチが必要になってくるかもしれませんが、その時はまたさらに殻を破っていくことでしょう。

またそれだけでなく、プロのアイドルとして、疲れ切ってしまった姿を見せないようにしていたのかもしれません。この辺は本人たちしかわからないことなので勝手に思っているだけです。

生バンドとのぶつかり合い。その先のDDD

バンドメンバーとのぶつかり合いも熱かったですね。
今回はバンドメンバーの紹介もあり、1年前よりもチーム力が高まっていました。
歌に負けない音圧、音圧に負けない歌声がぶつかり合って体も魂も揺さぶられました。

そしてその先で、新しい扉が開きました。

新曲「Defiant Deadman Dance」

生バンドの音圧と彼女たちの歌が融合して、それ以外何もいらなかった。
ただひたすらにかっこよく、踏ん張り、腹に力を入れて、前を向いて、荒野を突き進むえのぐがいました。
同時に背中を思いっきり叩かれました。

まだ行けるはずだと。
お前の道を行けと。
それができるのはお前だけだと。

厳しくも優しく、背中を押してくれました。

もちろん全部よかったけれど、とくに一番刺さったのは鈴木あんずさんが歌った部分。

「まだやり切れていないことが僕には残されているのだから」
「屍のように生きるくらいなら砕け散った方がマシだ」

この部分は、かつて私がえのぐに教えられたことです。
何もなくて、まあ別に終わってもいいかなと思っていた私ですが、偶然えのぐに出会い、なぜ終わらせられないのかを理解しました。
まだやり切れていないことがあったし、やりたいことがあったんです。
本当は終わりたくなんかなくて、そのくせ無気力になっていた自分が心底嫌いで、自分に自信なんかこれっぽっちもなかった。

そんな自分をえのぐは変えてくれました。

恩人であり、推しであり、大好きな人たち

自分に自信がないと言いながら、アイドルとして日々を生きて、メンバーを前からも後ろから支え、あと数センチ手を伸ばしてみてと励ましてくれる鈴木あんずさん。

元気で明るくてお茶目で、でも決してそれだけじゃなくて、真剣に自分と向き合って、大黒柱のようにえのぐを支え、前に進み続ける白藤環さん。

歌とダンスを磨き続け、メンバーを引っ張り、でも決して驕ることなくストイックに。
えのぐと音楽を愛している日向奈央さん。

メンバーのことが大好きで、まるで自分のことのように考える慈しみの心を持ち、自分のやるべきことにも一切手を抜かない夏目ハルさん。

そんな素敵なえのぐに私はずっと手を伸ばしてもらい、背中を押してもらっていました。
そして今回改めて、彼女たちの強い言葉をもらいました。

私にとって、えのぐは推しであり大好きな人であり、恩人です。
この恩を返しきれるかわからないし、一生返しきれないかもしれない。
それでも私は一生返し続けるでしょう。

義務とかではなく、そうしたいから。
恩人だけど、推しで大好きな人だから。
少しでも、力になれたらと思うから。
彼女たちが世界一になって、後ろを振り返った時に、その道の片隅にほんのひとかけらでもいいから、私の声が残っていてほしいから。

えのぐは応援をライブにして返してくれる。私もそれに対し感謝と応援で返す。
するとまたえのぐはまた返してくれる。だから私も返す。
そうやってずっと、続いていったらいいなと思っています。

最後に

正直、このご時世なので中止、よくても無観客というのは覚悟していました。
それでも現地で開催できたのは、何よりもえのぐ、バンドメンバー、スタッフさんたちが、これまでのライブでも感染症対策を徹底していたからに他なりません(もちろん私も万全を期して臨みました)。

このことに深く感謝をしたいです。本当にありがとうございます。
現地でライブを見られるのは当たり前ではないということを、これからも絶対に忘れません。
そして今回も、えのぐのライブを作る一員になれたことを、とてもうれしく思います。

ライブを作るといっても、変に有識者ぶったり、謎のプロデューサー目線で物申したりすることでは決してありません。
彼女たちの「次」につながるように、とにかく自分の体調を管理し、感染対策を徹底すること。人に迷惑をかけないこと。スタッフさんたちの努力を無駄にしないこと。全力で楽しむこと。感謝を伝えること。

これが私にできることです。

他に何かできることがあるかもしれませんし、先に述べたことが完璧にできているかもわかりませんが、少しでも彼女たちの未来が明るいものとなるように、これからもできることを続け、応援していきたいと思っております。

こうやって感想を書くこともその一つだと思っています。
「えのぐはこうするべきだな」とか、「なんであれをやらないの」とか、「もっといい方法あるだろ」とか、そんな偉そうなことは言えません。
というかそんなこと思っていません。

そんなことより、えのぐを見て何を感じたのかや、「ここめっちゃよかった!」などを言葉にした方がはるかに価値があると思っています。
だからこんな文章なんですね。
もう少し抑えたい所ではありますが、指が勝手に動いてしまいます。

もちろん脳死全肯定とは違います。
変だと思ったら会社にお問い合わせするだけですから(今のところないですけど)。

長くなってしまったので今回はここまで。
最後の最後になりますが、改めて、ずっず、環ちゃん、ひなお、ハル姉、えのぐ運営様、バンドメンバー様、スタッフ様、本当にお疲れ様でした。今までで一番の「最高」をありがとうございました。
次の雲外蒼天も楽しみにしております。
今も昔もこれからも、ありがとうを言い続けます。
ありがとうございます。

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