【治療日記9】特に変わりないけど、この三日間の記録

土曜はとてもいい天気で、窓から外を眺めているだけでも気持ちがよかった。
外へ行きたい、散歩でもしたいと思うのだが、体が動かない。
ようやく動けるようになったのは夕方4時頃で、そこから仕事。原稿の最終推敲、写真選び、キャプション付けを終え、編集デスクへ提出した。

やっと一本目終了。
先週は結局3日も病院に行ったので、予定より仕事が遅れた。
25日に入院するまでにあと一本書き終えたい。
1週間もあるんだから大丈夫だろうと思いたいが、自分の体がどうにも思うようには動かなくて。

血圧コントロールはバッチリできている。
薬を変えたおかげで、上120、下90以内に収まる日が増えた。
このままいけば、レンビマも増やせそうだ。

痛みも一時期より楽になった気がする。
というか、痛み止めが効くようになった。
1日3回ほどトラマドールとロキソニンを飲むことで、ある程度痛みからは解放されている。
しかし、眠いのだ。朝から6種類くらい薬を飲んでいて、眠気を誘うものが多いから、痛みが治まる代わりにうとうとしてしまう。

痛いか眠いか。
どっちかをギリギリのところで耐えられる時間だけ仕事ができる。
1日が経つのがあっという間で、気づいたらいつも夕方だ。

もう一つ副作用といえば、歯茎が腫れてきた。口内炎もできた。これも元々言われていた副作用だったし、歯磨きだけでなく1日に何度もモンダミンでクチュクチュしていたら治ってきた。
歯の痛みって、どちらかというと人がかなり耐えにくいものだと思うのだが、なんだかもう痛みに慣れすぎていて、そんなに気にもならなかった。
それにこれこそロキソニンが効く。
口内関係の副作用はクリアできそうだ。

最近はすっかり夫が家事担当で、半分以上は料理もしてくれる。
トップの写真も夫が作ってくれたナスとポテトのトマトソースチーズ焼き。めちゃくちゃ美味しかった。
洗濯は乾燥まで全自動。
おかげで楽ちんだが、筋力の衰えが激しく、体重がどんどん減ってきた。

日曜は倦怠感があり、ほぼ一日中、布団の中で過ごしていた。
うとうと寝たり、本を読んだり。
本は、小川糸さんの「キラキラ共和国」を読んでいる。「ツバキ文具店」の続編だ。
この間、「ツバキ文具店」の続編だと思って「椿ノ恋文」を買ってしまい、読み始めたら、間にもう一冊「キラキラ共和国」があったことに気づいたのだ。
小川糸さんの本は好きだ。文体がふわふわとやわらかいのだけど、登場人物（特に主人公）の考え方や気持ちみたいなものが明確だから、読んでいて心地よい。
潔さみたいなものがあるから、好感がもてる。
続編2冊、楽しみだ。

今朝、体重を測ったら、39.6キロ！！
ついに40キロを切ってしまった。大人になってから初めてだ。（小学生以来？）
治療に耐えるには筋肉や体力が大事だと聞く。
「食欲ない時は甘酒がいいよ」と友人からアドバイスをもらったので、甘酒を注文した。
確かに甘酒は「飲む点滴」と言われるくらい体にいい。
八海山の麹だけでつくった甘酒にした。もちろんノンアルコール、糖分不使用。
甘酒とはいえ、やはり酒にはこだわってしまう。
なんとか食べる量を増やし、栄養をとりながら、運動して筋力を上げなくては！

この三日間はそんな感じ。
治療日記というほどのこともないが、経過を記録しておこう。

とにかく早く仕事を終わらせて、治療に専念したい。
あと少しなのでがんばろう。