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noterさんにリアルで会った話(3人目)

きっかけは私が書いたこの記事だった。

映画『THE FIRST SLAM DUNK』と『BLUE GIANT』を観に行ったという内容で、自分がどちらも漫画を読んでいて大好きだと書いた。
すると、それに反応した人がいた。戌亥さんだ。

相互フォローしているし、たまにコメントのやりとりをすることもあり、ありがたいことに私のことを「推しのnoterさん」として紹介してくださったこともある。
だから戌亥さんは私のことをそれなりに理解してくれていたのだが、「漫画好き」だということは彼女にとって思いがけないことだったようだ。
「まさかKaoriさんが漫画を読まれていたなんて驚きでした」とコメントをくれた。

私にすれば、自分は子どもの頃からかなりの漫画好きだし、アニメも好きだし、家にはたぶん1000冊くらいは漫画がある。だから、「漫画を読むなんて」と驚かれたことに驚いた。
とはいえ、確かに自分が漫画好きだということをnoteで書いたことはなかったのだから、意外に思う人がいてもおかしくはない。ただ、隠すつもりもなかったので、これからは漫画の話も書いていこうと思う。

話がそれたが、戌亥さんにコメントを返した時に、いろんな漫画を読むこと、家には1000冊くらいはあることを書いた。それだけでも戌亥さんの心を揺さぶったのだが、さらに「このGWは田村由美先生の「7SEEDS」全35巻を一気読みしました(笑)」と書いたことが決め手になってしまったようだ。なぜなら、戌亥さんは田村由美先生の大ファン。特に「7SEEDS」は彼女が大好きな作品だったのだ。
そんなことは知らずに、ゆっさゆっさと戌亥さんの心を揺さぶってしまった私。戌亥さんから「ぜひ会って語り合いたい」というメールが届いた時はびっくりしたけれど、とても嬉しかった。私もぜひ語り合いたかったからだ。

そして7月の初めに京都でお会いした。
その時のことを戌亥さんがすでに記事にしてくださっている。

お店に先に着いて待ってくれていた戌亥さん。小さな息子くん(4歳)も一緒だった。
店員さんに案内されて奥の席へと向かうと、私の姿を見つけた戌亥さんが立ち上がって笑顔で会釈してくれた。テーブルへ近づくと、戌亥さんに挨拶する前に、いきなり息子くんが「かおりさーん、大好き~!」と大声で愛の告白を。
ずっきゅーーーーん。(←古い)

いや、もうね、会って1秒で愛の告白をされたのは生まれて初めてだったけど、あれはやられる(笑)。かわいくてかわいくて、ぎゅうっと抱きしめたい気持ちだった。
「これこれ」とたしなめられる息子くん。まだいろいろしゃべっていたけど、戌亥さんと挨拶もしないといけないし、彼のことは少し置いておき、互いに話を進めていった。

戌亥さんは、noteのまんま。想像していた通りの人だった。
ショートカットで活発そうな雰囲気。話す前から「この人は明るくて一緒にいたら楽しい人だろうな」と思うような人。昔から私はこういう人に憧れていた。私が真逆の人間だからだ。年齢を重ねた今でこそ、穏やかに微笑むこともできるし、「感じのよい人」みたいな雰囲気も出せるが、もともとの「顔」がダメ。美醜の話ではなく、とにかく私は「つまんない顔」なのだ。初対面で友達になりたいなんて誰も思ってくれない。
子どもの頃から言われてきた初対面のイメージは、「真面目そう」「暗そう」「おとなしそう」。高校くらいになると尖り出したから、これに「怖そう」までプラスされるようになった。
幸い、少しでも話すと、「楽しい人」「面白い人」「怖くなかった」とイメージは逆転するのだが、今でもこの「見た目の印象」は私のコンプレックスだ。
だから、戌亥さんがまぶしかった。ああ、こういう人いいなぁと思った。

話してみると、印象通り、おしゃべりが楽しい。私は彼女に興味津々だったので、仕事のこと、ダンナ様とのなれそめ、これからやりたいこと、カラーセラピストのことなどいろいろ聞いたが、何を質問してもしっかり答えてくれる。そしてその内容が、想像以上に面白いものだから、どんどん話に引き込まれてしまった。

もちろん今回のメインテーマである漫画の話もしたのだが、他に聞きたいことがありすぎて、実際には漫画の話はそれほどたくさんできなかったなと思う。
今回お会いする前にメールで何度かやりとりをしていて、彼女が「僕のヒーローアカデミア」が大好きだということを知った。私は読んだことがなかったのだが、Netflixを調べたらアニメがあった。そこで会う前に少しでも観ておこうと思い、シーズン1から観始めたら……、面白くてハマりまくり、結局アニメで観られるシーズン6まですべて観てしまった。さらに調べると、アニメで観られるのはコミックの33巻までで、コミックは38巻まで出ている。我慢できずに34~38巻まで買い(電子版)、それも読んだ。つまり、コミックで読めるものは全部読み切ったことになる。

それを話すと感激してくれて、話も弾んだ。戌亥さんの推しはカッちゃん。私は轟焦凍(とどろきしょうと)。かっちゃんの良さをKaoriさんが少しでもわかってくれてよかったとか、あのシーンがどうとか、あのヒーローもいいよねとか、1-Aのみんながよくてたまらんとか、いろいろ話せて私もうれしかった。
でも、先にも書いたように、他にも話すことがありすぎて、帰ってから「障子くんの泣けるエピソードの話もしたかった」とか「推しでいえば、イレイザーヘッドも忘れたらあかんよねと言えばよかった」とか、あれも話せばよかった、これも言うべきだったと後悔ばかり。というか、話し足りん。

ランチのコースを食べながら、お互いのおすすめの漫画やアニメの話をしたりしているうちにどんどん時間は経ち、途中でダンナさまが息子くんを引き取りに来たので息子くんとはバイバイし(泣)、2人でスタバへ移動した。
(この日はダンナさんが車で戌亥さんを送ってこられて、私たちがランチをしている間はお一人で行きたいところに行っていたようだ)

これから戌亥さんがやりたいと思っていること、その実現に向けて今やっていることなども聞き、心から応援したいと思った。
また、カラーセラピストの資格を持っていることは知っていたので、どういうものなのかも詳しく聞いた。まったく知識がなかったので興味深かった。色を選んでもらいながら、その人の話を聞いていくとのことで、話し上手かつ聞き上手でもある戌亥さんにはぴったりだなぁと思った。たぶん、人の心を開くのが上手い人だ。インタビュアーでもいいかもしれない。

最後にはお土産に、地元の日本酒とお菓子までいただいた。
私は何も用意していなかったので恐縮……。帰って夫に怒られた。「せめてランチくらいご馳走したんやろな?」と言われて、「ワリカンにした」と言ったら、「遠くから来てくれたのに?!」と、また怒られた。
いや、ご馳走しようかと思ったのだが、悩んだのだ。初対面の人にご馳走されるのってどうなんだろうかと。逆に委縮させてしまうんじゃないかとか、いろいろ私なりに考えてワリカンにしたのだが……。確かに何か京都土産くらいは用意すべきだったと、反省。

なんにしろ、楽しい時間だった。
ひまわりの花みたいな人だった。
戌亥さんの記事を読むと、彼女も楽しんでくれていたようなのでホッとした。
またいつか、かわいい息子くん同伴でお会いできたらうれしいなぁ。

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