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【治療日記12】2回目のキイトルーダを受けられず

今日は2回目のキイトルーダ点滴のため、一泊入院する日だった。
朝9時半に病院へ行き、まずは採血と検尿。この結果が出るのが1時間から1時間半くらいかかるので、ひたすら待つ。
呼ばれて診察室に入ると、主治医が「調子どう?」と聞いてくる。その感じでなんとなーく嫌な予感。
血圧は薬で安定していること、発熱と頭痛があったことなどを伝えると、「うん、うん、まあそうやろな」と何でもないことのように頷いているので、これらの副作用は特に問題ではないのだなと思う。
「下痢は?」「ないです」
「吐き気は?」「ないです」
そんなやりとりをしばらくした後、血液検査の結果を見せられた。

「肝臓がなぁ、ちょっと数値高すぎるわ」
言われて赤ペンで印を付けられたデータを見ると、肝臓関係のところがすべて「H」になっている。
「ええっ!もしかして今日、、、」
「うん、やめといたほうがいいかなぁと思う」

なんとなんと!
主治医いわく、おそらく肝臓の数値が悪いのはレンビマの副作用で、それならキイトルーダをやってもレンビマを休薬すればいいから、今日点滴することも可能だと。
ただ、万が一、これがキイトルーダの副作用だった場合、この数値でさらにキイトルーダを点滴したら、ちょっとヤバいことになるかもしれない、と。
「たぶんレンビマやとは思う。でも念のため1週間延期しようか」
そう言われたらさすがに「何がなんでもやりたい!」とは言えない。怖い。わかりましたと素直に了解した。
主治医は「せっかく来てくれたのに」とそのことばかり申し訳ないと恐縮した様子。そんなの先生のせいじゃないのに。
何度も「ごめんね」と言われ、今度はこちらが恐縮。本当はめちゃくちゃショックだけど、先生の優しさに救われた。

夫に連絡してまた迎えに来てもらうことにした。
時間があったし、お昼時だったので病院内にあるドトールでミラノサンドとコーヒーを注文。
食べながら考えた。
考えようによっちゃ、今日と明日で完全に仕事を終えられるからよかったのかも。
キイトルーダだけでなく、1週間はレンビマも休薬するので、微熱や頭痛や倦怠感がレンビマの副作用なのかはっきりするし、そういうのを知るのも良いかもしれない。
それに先生はレンビマの副作用で肝臓の数値が上がってるのだとしたら、レンビマがしっかり効いてる証拠とも言っていた。
いろいろ良いことを考えた。

夫も残念そうだったが、私と同じ考えで、2人とも前向きに捉えた。
キイトルーダとレンビマが効いているのは確かなのだし、慌てずゆっくりいこう。
まだ始まったばかり。時には休みながら、少しずつ元気になっていけばいいさ!

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