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離発再継

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離婚と再婚をした、子ども発達障害グレーゾーンのステップファミリーの話
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特別支援教室へ体験入学②

ワタシの知らないところで、特別支援教室体験に予約されていた長男ですが。 行ってみましょう、体験入学です。 マエヨメが4年生の長男を特別支援教室に入れようとしていた。その意図は明白です。 マエヨメが大事で大事でしかたない。大切で大好きな、自分自身の為。自分をなんとか守らなくてはならない。 子どもが学校から逃げるのも、屋上に授業中に行っちゃったのも、マエヨメは、自分のせいではないと言いたい。「子どもが発達障害なんです。だから親の教育云々じゃないんです」自分は悪くないんですー

特別支援教室へ体験入学①

マエヨメと別居した。弟にとってそれはまだわからないことだったかもしれないけど。長男にとって、いい経験になったことがいくつかあると思っている。 ワタシは、別居が始まって、長男が特別支援教室に入れられそうになっていることを知った。 別居が始まったことで、会社を時短勤務にしてもらって、それまで残業がつがつしていたのを辞めて、家に帰ってご飯を作ることにした。そうすると、家の電話にかけてくれる人と話すことができるようになった。 マエヨメは、何度か書いたけども、子どもとスキンシップ

お兄さんを信じる力と道しるべ

何か、困ったことがあったら、闘うか、逃げるかである。逃げるにあたり注意せねばならないのは、逃げ続けるのではなく、戦略的撤退ということで、”いったん逃げる”ことにとどまること。 マエヨメは、長男のお兄さんを逃げさせた。つらかったらやめていいよという切り札を、じゃんじゃか切った。それはもう。なんかありゃあすぐ逃げるヤツになった。ドラゴンクエストだって4コマンド ▶たたかう 、 じゅもん 、 どうぐ 、 にげる 。なのに、お兄さんは ▶にげる 、 かさにかくれる 、 うそをつく

さて調停

調停が始まる前に、末娘とマエヨメとクルマが別居していきました。 クルマ。そう、クルマ。 クルマは、調停の1年前ぐらいに購入したのですが、マエヨメの好きなものを好きなところで買ったらいいとお伝えしていたのですが、購入の際、特にこちらにご連絡ありませんでしたが、マエヨメの名義になっておりました。 知らないで被害届出したらば、警察さんから、「あなたのモノということで被害届を受け取りましたが、名義が違うからということで取り下げとなります。」と。お恥ずかしい。お気を付けください。

発達障害と、そのグレーゾーン

調停が始まるにあたり、ワタシは、弁護士の先生と状況の整理をするわけです。マエヨメは普段から激情家で、しつけと称した声も態度とか話した。あとは、マエヨメから3歳の頃の次男さんがまわし蹴りをくらって痙攣して倒れた話(こちら)とか。その後、メンタルクリニックでどちらも何かしらの診断をもらって来たという話(こちら)もした。兄が自閉症スペクトラム、弟が注意欠如・多動という診断だったと。 やんちゃに育つ→マエヨメによるエスカレートした暴力  →お兄ちゃんズのメンタルクリニック→調停

さて別居

さても別居のスタートです。 この時、がっつり残業しては、がっつり残業代持ち帰って、という残業人生を放埓しておりましたが、明日から時短です。時短。16時退社。まじすか。なんならこれまでは、18時ぐらいが1日の真ん中ぐらいの感じでお仕事ふんばっていたので、16時はまだ昼、な感じ。感覚的には3時間目ぐらい。 シュッて会社行ってパッと座って、ざざっと動いたらはぁもう15時やん!みたいな。ほんで帰って、ぎゃーっと晩飯作って、宿題みて、ほんでー、まぁ、そのー、すこしだけ会社の残タスク

調停前に立つ 突然の覚悟

上のつづきです。もしアレでしたら先の話を読むとわかりよいかもです。 さて、質問への返事について。だいたい子どもに対して、お父さんとお母さんとどっちにつきますか、という質問はスグには返せない。と、思ってたんですけども。 意外とそうでもなかった、酷な質問ではあるのですが。聞くしかない。 4年生。お兄さんどうよ「はい。お父さんと行く。お母さんはウソつきだ」え、マジか。ちょっと意外。お母さんに寄るものと思っていた。でも、まぁ、お兄さんは、ときどき学校に行けなくなったりすると、ヒ

調停申立書が来てしまったら、弁護士に会うしかない

さて、その夫婦関係等調整調停申立書という茶封筒ですけども、さっぱり何のことかわからない。まずそもそもどうしたらいいものか。そもそもこれは何なのか。すぐさまインターネットで、土日もやってくれている弁護士さんを探します。 法テラスという無料相談のところに関しては、今になればいっときゃ良かったかもしれませんが、土日やってないという理由で、当時のワタシは法テラスはスルーしました。だってさぁ、あんなに長引くと思ってないじゃない。スパッと終わるところを見越して、法テラススルーをチョイス

2010年代前半の話

2010年代にもなると、 お兄さんが4年生、弟が2年生になります。長女は4歳。 調停申立書というのがこの世にはあるのですが、それがワタシのところに届くちょっと前のこと。 追ってご説明を記載できればと思いますが、夫婦関係について改善を試みるワタシと、かたくなに改善を試みないマエヨメと、ゆっくりとだけど止めどなく、転がる石のように夫婦の関係性は冷えている状況で、まぁ、冷え切った時と言ってよいと思います。 マエヨメの人は、近所のディーラーのなんとかさんという男性の方とお酒を飲

1990年代後半の話

ここでは、ちょっと、マエヨメの方のご紹介をいたします。 諸事情あって、3歳の頃の弟さんに回し蹴りをした方です。 こう、あらためて書きますと、こちらのバイアスがかかってしまい、こちら寄りの記載になるかもしれないです。なるべくそうならないような書き方をしております。記載について気になる点があればツッコミいただければと思います。 出会ったとき 最初にマエヨメと会ったのは、あれはワタシが大学2年の頃。ワタシの同級生の女の子が連れてきたのが最初。ワタシがその同級生の女の子に、仮にヤ

いくつかの弟エピソードと診察 #o3

さて、気分でいうことを聞く、ただ自由な弟さんのほうの話ですが、小学校に上がる前までは、それはもしかしたらやんちゃですむのかもしれませんが、小学校という学び舎においては、もう通用いたしません。 いくつかエピソードを記載できればと思います。 まずは就学前だけど お兄ちゃんが小学校行くから、学習デスクを買いますね。ぜったい弟のほうが、やいやい言うだろうから、こう、普通に売っているできあいのやつじゃなくて、2個イチでセットのやつを買わねばならない。弟のほうはお兄さんとあわせて買っ

あなたのまわりに3歳男子はいますか。やんちゃですか。

お兄さんが5歳、弟さんが3歳ぐらいのときは、まだやんちゃな小僧らという扱いでした。マエヨメのはからいにより、この3年後、お兄ちゃんズに診断が下されます。年齢にして、上が8歳で3年生、下が6歳で1年生のときに、メンタルクリニックからお兄さんがASD、弟がADHDと診断がおりますが、今はまだやんちゃ&やんちゃレベルの、言うこと聞かない幼稚園児。特にこのころの弟さんは、気分がよければこちらの言うことを聞いてあげてもいいですよ?っていうぐらい、ほんのりささやかにしかいうことを聞いてく

自由文法の弟 #o2

お兄さんと、弟の人と、それぞれの人となりを書こうと思うのですが、なるべく本紙のテーマに沿って書こうとすると、ちゃんとこう、性格になぞらわなければな、と思うのです。筆者の思いとしては、本当は、もう少しちょっとピリッとくるようなエピソードを書き残して、共感してもらえればと思うのですが、弟さんのほうは、どのエピソードも、小さいコトを繰り返し繰り返し、怒られても平気でやる、っていうだけなので、テキストに書くと弱くてほほえましくなっちゃう。例えば、弟のほうは、かならず学校から手紙を持っ

ADHDと、はじける弟 #o1

次男がいます。次男とは、兄弟のうち2番目に生まれた男子です。弟なはず。はずなんです。でも、弟にとってお兄ちゃんは、ワタシの知っている兄と弟の定義とちょっとちがう。弟は、常に 世界の中心に自分がいます。お兄ちゃんは一緒の遊び相手というよりも、年上の下僕という感じ。 人としての感情を表す六角形があったとして、困ったこととか、悲しいこととか、楽しいことうれしいこと、人はその六角形の中をバラメーターを上がったり下がったりする、としましょう。お兄さんのほうは、なんか、なんとかその六角