勢いで軟骨ピアスを開けた

今日はいつも通りの水曜日だった。昨日と同じような今日で、明日も今日のような明日になるだろう。

ただ一つだけのイレギュラー。

ピアスを開けた。

それも軟骨に。

朝からピアスを開ける15分前くらいまで、ピアスのことなんか頭の中になかった。その15分前に何が起きてたかというと、本当になんの前触れもなく、ただ「ピアス開けたいな」というものだけだった。

15分でピアスを開けれたのにもちゃんとした理由があって、1年前の今くらいにもピアスを開けたいと思っていたからその残りものだ。そしたら今の耳にピアスは残っているのかというとそうでもなくて、はじめてのバイト先がピアスがダメという理由で、開けてから2ヶ月もせずに外したから今は耳には後すら残っていない。
1年間で耳の軟骨なんかは完治するらしい。

1年前の当時は憧れの人がピアスをバチバチに開けててそれに憧れていたという理由だった。だからピアスを開けるまで1週間以上、開けるかどうかも悩んだし、ネットやYouTubeで何度も予習してた。

ニードルとピアスが届いてからは、本当に落ち着かなかったのを覚えている。

そのせいか開ける時には何度もミスをし手を血だらけにしながら開けた。

そんな思い出とは打って変わって本日。「なんかピアス開けたいな」なんて感情で開けるとは思いもしなかったし、開けて30分ぐらい経つ今でも少し自分に驚いている。ちょっと引いてるかもしれない。

開ける時全然血は出なかったし、痛みもそれほどではなかった。位置も角度も思い通りにできたので大変満足した。(差し終わってからズキズキ痛むのだけれど)

今まで自分は勢いでは行動しないタイプで、何事にも入念な準備が必要で、つまり後先考えずに突っ走るタイプではなかった。だから本当に驚いている。

これを成長したと言えるのか、それとも...私は意外と思いつきで行動した方がいいのだろうか。

そんなことを初めて考えさせられた日だった。

開けた理由には正直なところ自傷というものが大きな割合を占めている。(この話はまた今度。)

開けた直後のズキズキとした痛みが少し興奮させているみたいだ。耳が熱い。