真っ当な恋

お久しぶりです、イチです。

更新しようと思いつつ、私生活が忙しいと言い訳をしてなかなか書けずにいた。忙しいとなんだか脳のキャパ以上に何も出来なくなる。

今回は、リアコオタクが他人に好意をもたれたことをきっかけに、恋愛について考えてみることにします。

1か月前これまで話したことのなかった人に急にアプローチされ始めた。

唯一の関わりは同じ店舗でアルバイトをしていることだけで、職種も違うため挨拶程度しかしたことが無かった。
偶然帰る時間が一緒になって、店から駅までの道を「一緒に帰ろう」と誘われたので帰った。
お互いに2年以上はここで働いているが、同い年だったことをやっと知ったくらい、関わりはなかったのだ。

その日はただ他愛のない話をして駅に着いて解散、偶然時間が合ったからそれ以上でもそれ以下でもないと思っていた。

しかし別れ際、次のシフトはいつ、何時までなのかと聞かれ答えると「俺もその日いるから一緒に帰ろう」と誘われた。
この時点で思うところはあったが、相手がどんな人かまだ分からないのに、好きも嫌いも無いなと思って了承した。

次の日の別れ際には、連絡先を聞かれた。
合計すると30分も話してない距離感で。

もしかしてそういうつもりで声掛けてきてるのかなと頭をよぎったタイミングで連絡先を聞かれたので、動揺したし好意を持たれているだろうと思った。

距離詰めすぎで怖さを感じていた。

だけど、断れなかった。アルバイト先の人だから、変に噂が立ったりしても嫌だしと思った。

その後家に帰ってご飯を食べていると早速メッセージが届く。
「改めてよろしく!」
「次いつシフトに入ってる?」
無視するのも悪いと思って、
「水曜日いるよ」
とだけ返信した。

なぜか未読無視されたまま水曜日になった。
出勤するときに見えるのだが、どうやら相手もまたシフトに入っていたようだった。
私は内心、また一緒に帰らなければならないのかと考えていた。断ればいいのかもしれないが、駅まで近いし同じ方向だし断るのも不自然な感じだった。

アルバイトが終わり、ロッカーで着替えて店を出る。
会ったら嫌だなと思っていたが会わなかった。
なんだかほっとした気持ちで駅に向かった。

帰ると1件のメッセージが入っていたので確認すると、相手からで、
「今日は体調が優れなかったので先に帰っちゃった!」

……え?私がいつ、一緒に帰りたいと言った?
今日はそもそも約束してないのに。

これで完全に怖くなってしまった。

好意を持って接してもらえるのは単純に嬉しいし、それを無下にしたことはない。

しかしこんないきなり距離を縮められたことで怖さが勝ってしまった。友人に相談し、その旨をやんわりとメッセージで伝えた。未読無視された。

この体験が怖くて夜中にモヤモヤ考えていると、なんだか、私と自担くんみたいだなあとふと思った。

オタク(私)が勝手に、顔や見える範囲の性格でアイドルへのイメージを創って好きになっていることと今回の件と、どんな違いがあるというんだ。

なんなら、相手と話した時間が短すぎて、見える範囲の性格ですら、私の自担の認識に負けているだろう。

実社会で一目惚れが成立するならアイドルにガチ恋するオタクも成立すると考えている。
これを悪い方向から再認識したような気がする。

分かりやすく言えば、私は普段アイドルにリアコのオタクだが、今回はリアコオタクを抱えているアイドルの立場(のようなもの)に立ったのだ。

アイドル側から見たらきっと私は気持ち悪い存在だろう。
こんな一般人の私がたった1人にグイグイ来られただけでちょっと引いてしまったのだから、無数に抱えているアイドルはさぞ気持ち悪いだろう。
本当の自分を知りもしないくせに、勝手な理想で好きになってその理想と違ったらまた勝手に失望される。

やはり大変すぎる。

アイドルってすごい。

職業だからと言われればそれまでだが、オタクがアイドルだと分かってても恋してしまうように、アイドルだって人間だから内心色々考えるだろう。

せめて私の自担くんには、ギリギリまでその感情を隠していてくれたら嬉しい。

気持ち悪いリアコオタクでごめんなさい。
いつか結婚されてしまっても、騒がず美しくオタクをやめたいと思う。

推してる間ずっと気持ち悪いんだから、せめて美しく終わらせたい。

きっと落ち込むだろうけど、私が死ぬまでには祝えるように生きたい。

リアコオタクが恋されたことで、自分を客観ししてしんどくなりました。でも好きだから仕方ない。生きよう。そんなnoteでした

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