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なんじゃもんじゃ

き・どあい・らく春の時間のその先の


極彩の春愁湖底へと放つ


ピーチティ嘘彩りの鮮やかに


再誕へミライとミイラ往き来して


かたかたとなんきんはぜのはなし声


産むために木彫りの梟は割れて


ものがたり塔の普遍のその先の


ミライへとなにも待てない葉が繁る


くるしひをまるごと電球はまるい


たすけてのたよりはソーダ水の泡


流離譚ちっちゃな石を蹴り続け


のるそるのこの新緑の息ぐるし


夢までをめだかのたまご見棄てつつ


ヒンメリのゆれだいじょうぶを捨て切る


狂うならほぐれなんじゃもんじゃの木

霊性へ 捥がれた翼繕って

ふたいてんならライオンのカレンダー


キボウとかコキアは天国に育つ


鳩尾の湖面ゆらして月の音


逃亡の先の植物図鑑閉ず


#川柳  
#Senryu  
#月音花声
#2024年
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