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cinemakicks
なんじゃもんじゃ
き・どあい・らく春の時間のその先の
極彩の春愁湖底へと放つ
ピーチティ嘘彩りの鮮やかに
再誕へミライとミイラ往き来して
かたかたとなんきんはぜのはなし声
産むために木彫りの梟は割れて
ものがたり塔の普遍のその先の
ミライへとなにも待てない葉が繁る
くるしひをまるごと電球はまるい
たすけてのたよりはソーダ水の泡
流離譚ちっちゃな石を蹴り続け
のるそるのこの新緑の息ぐるし
夢までをめだかのたまご見棄てつつ
ヒンメリのゆれだいじょうぶを捨て切る
狂うならほぐれなんじゃもんじゃの木
霊性へ 捥がれた翼繕って
ふたいてんならライオンのカレンダー
キボウとかコキアは天国に育つ
鳩尾の湖面ゆらして月の音
逃亡の先の植物図鑑閉ず
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