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【精神論】アイデンティティクライシスについて考える

1ヶ月ほど前に書いた記事で【精神論】アイデンティティについて考えるというものを書きました。この記事では、そこでは触れたくなくて触れてこなかったアイデンティティクライシスについて書いていきます。
またアイデンティティクライシスに向き合った上でどう生きていけばいいのかを書きながら考えていきたいと思います。

今回はTEDでの心理学者メグ • ジェイさんの「30歳は昔の20歳ではありません」という講演でアイデンティティクライシスについて深く考えた上で書いています。記事を読む時間が無い方や活字が苦手な方はこちらの公演をご覧ください。

※こちら日本語字幕で見れます

アイデンティティクライシスとは

まずはアイデンティティクライシスの言葉の意味についてです。これは単純に略すと自己喪失や自我崩壊という意味になります。以下コトバンクからの意味の引用になります。

アイデンティティー‐クライシス(identity crisis)

自己喪失。若者に多くみられる自己同一性の喪失。「自分は何なのか」「自分にはこの社会で生きていく能力があるのか」という疑問にぶつかり、心理的な危機状況に陥ること。
コトバンク

意味は上記の感じです。自分をこれまで自分たらしめていた価値観、絶対的な確信に近い自信がアイデンティティクライシスに陥る事で崩壊してしまいます。少なくとも私は一度経験しており、これが未だ解決していません。私のように長引く方もいればすぐ自己を確定させ前に進める人間も中にはいるとは思いますが割り切りに近いとは思います。まだ乗り越えてるわけではありませんが私なりにアイデンティティクライシスと向き合って考えていこうと思いました。

自己喪失に陥った日

その日は突然。

傾向としては確実にあったのですが、その頃の私は自分の行動や、やっている事に意味を見出そうと必死でした。そういう考えが無限ループで頭の中を循環して離れなくなり、生きてる事何もかもが無味乾燥になってきてしまったのです。最初は何が自分の中で起こっているのか理解ができませんでした、何故か好きでやっている物事に対して「これをやる意味ってあるのか、、?」とか「こんな陳腐なもののためにあんな血眼で努力してきたのか、、?」とか「これを辞めたら俺はどう生きればいいのだろう」などと気がついたらどんどんと自分は塞ぎ込んでネガティヴ思考に陥ってしまってました。これがアイデンティティクライシス、まさに自分の中の何かが崩れ始めた時の話です。

アイデンティティクライシスに陥るのは割と普通らしい

自己を喪失するのは人間として正常らしい

自己喪失は13歳〜22歳らへんで一度陥る人が多いらしく、現代は情報社会なので25歳とかそれよりも高い年齢まで自己を喪失しない可能性はあります。こう言ったアイデンティティクライシスに陥った事で、ひとつだけわかった事があります。それは未来の不確実性に対する不安感が自己を喪失させていると思ったからです。つまり人間は想像できない先の事に対して悲観的に考えたり見えないものに不安を覚える事で自分の道や、どう生きていくのか。を感じたり考えたりするんだと思います。段々と近づいて子供の頃見てた大人の世界が現実的に見え始めてきてるからこそ自己喪失は起きてしまうんだと感じました。

アイデンティティ • キャピタル

ここで新たな単語アイデンティティ • キャピタルについてご紹介します。これは簡単に言ってしまえば個人資産のことです。例えば仕事の成績、
成果、それによって得た知見やリスクの回避能力これもアイデンティティ • キャピタルになります。形になるものでなくとも例えば話し口調や人当たりの良さ、自分が言った言葉で相手がどう思うかを理解できる能力、これらも全てアイデンティティ • キャピタルになると言う事です。
自己喪失状態を回復させるためにはアイデンティティ • キャピタルをしっかりと自覚し個人資産をアップデートしていく事が必要だと言う訳です。

具体的に何をすれば良いか?

色々とアイデンティティ • キャピタルを調べていてたどり着いたのが結局は「何かに没頭し、熱中すること」が自己喪失を解決へと導く方法であると個人的には解釈しました。何か好きな物事を嫌な事をやるよりも優先して本当にすべき事なんだと痛感させられました。これともう一つ、来るべき時の為に「意識して」行動していかなければならないんだなとアイデンティティ • クライシスに向き合って辿り着きました。そしてアイデンティティ • キャピタルを築き上げる事こそ今後の生き方に繋がるんじゃ無いのかなと確信しました。この考え方が皆さんの少しでも役に立てばと思ってます。

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